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暑さで蘇る記憶

ものすごく暑い
でもサウナに比べたらeasy
まだ気温が上がっても耐えられそうなnoon
昨日は何も食べず炎天下でrun
今年もまだまだ行けそう
そんな私の好きなアーティストはSaucy Dog

、、、
この前まで少し寒かったような記憶があるのだが、
40度まで上がっているところもあるらしい
今後、日本の四季はどうなってしまうのか


子どもの頃は何事も終わってしまうのが寂しくて
春も夏も秋も冬も終わらないで、と思っていた
でも季節はどんどん過ぎてしまい、
悲しくなりつつも、また来年!となったのを覚えている
そしてまた次の季節が来ると気持ちが切り替わる
その繰り返し

自分は昔から日焼けしやすい体質だったので、
春にはすでに真っ黒になっていた
そして歯が大きく白かったため、白さが際立っていた

白さが際立つのは洗濯物だけでよかった


そのため、学校で撮った何らかの写真を見るたびに
嫌だなといつも思っていた
でもリトルリーグで野球をやっていたので、
毎年、ちゃんと日焼けをして真っ黒になっていた

さらに、毎回坊主にするのは面倒だよねってことで、
毛の長さ1㎜で坊主にする時は恥ずかしくてしょうがなかった
髪を切るという感覚はなく、髪は刈るという感覚だった

繊細な時期である、あと1㎜でも長さが欲しかった
どうせ刈るのだから変わらないでしょ、そういう理屈だった


自分は抵抗をした、
同じ刈りであれば、スポーツ刈りではどうかと
少しでも長さを確保できるのなら何でもよかったのだ


床屋ではじめて、
「スポーツ刈りでお願いします」
そう伝えた


バリカンの音を聞いて不安になりつつも、
刈られていく過程を鏡越しに見る
途中、これは同じではと不安がよぎる
でも大丈夫、それであれば、丸刈りと命名すればいい
あえて、スポーツ刈りと命名されているこの現実に何か意味はあるはずだと
必死に言い聞かせた


「おおおおおおい!角刈りいいいいい!?」


鏡越しに映ったのは、
絶妙に似合わない自分でも笑ってしまう仕上がり
完成したマイヘアーを見て言葉を失った
「どうですか?」と、おばちゃんに聞かれる
「ありがとうございます」と、張り付いた笑顔でそう答える
崩れそうな絹の豆腐を大事に抱えるかのように床屋を後にした


その後、帰宅するとセルフで丸坊主にした
決してこれがいいと思ったわけではない
でもこれが今の自分の最善ではないかと、
小学生ながらに思ったのである


今、思うと丸坊主が一番いいのではないかと思う
でも小学生のその繊細な時期には、
ちょっと耐えられなかった


暑い日を過ごしていると、その当時を思い出す
今も家にバリカンはあるが、全体を刈ることはなくなった
刈っても横一面、そう、ツーブロックと呼ばれるものである

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