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【これからも仲良し】

やることが溜まっている、そんな深夜
換気扇を弱めて、静かな時間を楽しんでみる
こういった穏やかな時間が昔から好きだ


先日、舞台の本番が1つ終わった
今週末も本番があり、穏やかとはかけ離れた生活をしている
極度の心配性ですぐ寝れなくなるタイプなのに、
気づいたらプレッシャーに溢れた日々を送っている
いつの間にこんなことになったのか、わからない

自分のやりたいことと自分の適性がすれ違う
本番前はとても緊張する
役者をはじめたばかりの頃に比べたら、
落ち着いたかもしれないけれど、
やはり緊張という名の鼓動は止まることを知らない
緊張しなくなったと格好をつけてもやはり鼓動しているのだ


プレッシャーのかかる時間は好きじゃない
押し潰されそうになるから
それまでに色々と積み重ねたとしても、鼓動は止まらない
でも役者として舞台に立ちたくて、毎回挑むのだ
なぜ挑むのか
全自分を使って表現をして目の前の人に届けたい
心を少しでも動かせるような人になりたい
そして、人として常に成長をしたいのである

だから嫌いなプレッシャーもストレスも
のしかかるとわかっていてもいつも引き入れるのである
いわゆる筋トレみたいなものである
負荷がなければ成長はない、強くはならない
それ単体で考えればどうしようもなく嫌なのだが、
そうやって考えると、やるしかないよな、となる


どうしようもなく悩むこともある
割と優柔不断で自信がなかったりもするので、
とにかく考え込んでしまう
でも最終的にやらないでそのままでいる自分よりも、
プレッシャーはかかるし、
確実にストレスもかかるけど、
「自分の経験になる、糧になる」
そう考えられる方向へ舵を取るのである
だからこれまでの人生を考えた時に、
あまり安定してこなかったんだなと思う


安定しはじめるということは、
そこに成長のきっかけや得るものが少なくなっている、と考えてしまう
本音ではそこにいて少しくらい安定した生活や、
穏やかな生活をしたいと思うのだが、
そこに何の意味があるのだと訴えかける自分も出てくる
その葛藤の最中に、人生の意味を考えていると
自ずと今の安定した環境から出るということになるのである
いわゆる、新しい挑戦


大学まで行って、
大きい会社に入って、
ボーナスをもらって、福利厚生が整っている
給料も少しずつだけど、上がっていく
とても憧れはある

でも自分は最初の方でその道から外れてしまった
一度外れると戻るのはなかなか難しい
常にぎりぎりで借金もしながら乗り越える日々
家計を切り詰めて、外では見栄を張る日々
安定のしない、将来の見えない仕事をする日々

そういったストレスやプレッシャーが自分を育てた
だから内側からのエネルギーというか、
活力というか、そういうものが溢れて出ていた気がする
外からの圧力があるから、
反発する内側の力が生まれる
そんな気がしてならない


だから、
なるべくストレスやプレッシャーとは、
これからも仲良くしたいなと思っている

仲良し

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