小説は格闘技だ!?〜fm GIG主催「即興対決!東西対抗ショートショートバトルVol.2」レポート
3/16は「fm GIGミステリ研究会〜ショートショートバトルVol.2」でした。
バトルに参加した作家が10名、観戦のみの作家が2名、出版社の方や書店関係、取材の新聞社の方、そしてもちろん一般観覧の本好きやファンの皆さん、そしてfm GIG関係者や大喜利関係者などなどたくさんの方にお集まりいただき、前回を上回る大盛況となりました。
今回は2回戦を行い、タイトルは「恋してオムレツ」と「帰り道は星空」
顧問の我孫子武丸先生によると、小説のタイトルとしては、「恋してオムレツ」はとても難しく、「帰り道は星空」は書きやすいそうな。へーへー!
そして会場の皆さんにさらにお題を書いてもらい、それも中身に取り入れつつ、衆人環視のステージ上で、制限時間30分で書き上げ、リレーでひとつの小説に仕上げなければならないのです。
いやあ、プロの仕事ぶりは凄いですよ。
僕はすぐ横で、メモなんかも覗き見したけど、パパっとタイトルの要素(帰り道、とかオムレツとか)を分解し、そこからいろいろ足したり広げたりして発想を膨らませ、登場人物造型と場面設定を作り上げる、そんなこんなを10分程度でまとめて20分くらいで書き上げるのです。
一流ジャズプレーヤーのインプロヴィゼーションもかくや、という感じ。
しかもリレーなので、後ろに繋げたり、捻ったり拾ったりまとめたりしなきゃならない。その上でウケや笑いを狙おうとするんだから、面白くならないわけがない。
出来上がった作品も、スリリングな当日の模様も公開されていますので、ぜひご一読、ご視聴ください。我孫子先生の解説もめっちゃ面白いです。
次回第3回は7月20日(土)を予定。それぞれの先生方の作品も、ぜひお近くの本屋さんで手にとってくださいませ。
顧問:我孫子武丸
参加作家陣:今村昌弘、水沢秋生、木下昌輝、最東対地、川越宗一、尼野ゆたか、延野正行、誉田龍一、円城寺正市、遠野九重
(敬称略)
ちなみに「恋してオムレツ」はこんな曲です。
「帰り道は星空」はこんな曲
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