〜どうしてもストーンズとかスライダーズをやりたかったんだよっ!〜【コード譜付きライナーノーツ】Shake My Days「コークスクリュー・ブロウ」
〜どうしてもストーンズとかスライダーズをやりたかったんだよっ!〜
【コード譜公開!ソングライター対象ライナーノーツ】Shake My Days「コークスクリュー・ブロウ」
ただいま好評先行配信中のShake My Daysニューアルバム「ソレノイド」から、わりと細かく1曲ずつ解説していきますシリーズ第11弾。
僕の高校時代といえば、ロックでは甲斐バンドや小山卓治を聞きつつ、バンドの方向性的にはThe ModsやARBといったビートロックを目指してたのよね。
で、高校を卒業するころにストリート・スライダーズにハマり、そこからローリング・ストーンズやビートルズなど、R&Rのルーツを探るようになるわけですが。
特にストーンズとスライダーズにはもう夢中で、あんなサウンドを本当にやりたかったのよ。
でもあれって、技術的な上手い下手とは別の資質とセンスが必要で、やる分にはやれても売れる・売れないは全く別問題なのよね。
で、そこから随分な時を経て、今あらためてギターロックを作る時に、再びそこへの情熱がふつふつと湧いてくるのです。
いや、わかってるのよ。そこにそんなニーズやマーケットがないことも、ましてや光希とは縁も何もなく、本人も全く興味を持ってないことも。
でもさあ、光希はナチュラルにブルージーなフレーズを歌えるのよねえ。不思議なことに。
1st.アルバム収録の「マントルの上に浮かんでる」ではそこを確かめたくて、あんなAメロにしてみました。あれ、なかなかスッと歌えないぜー。
で、今回も、1曲だけ僕の趣味全開で、恐る恐るこの曲を作ったわけです。これこそが、20代の頃の僕が一番やりたかったサウンド。わかる人にはすぐ、「あー、あれね。まんまやん」ってわかると思う。歌詞にもそのヒントを入れてます。わかってやってますよって。
こんな感じの曲を10代の女の子が歌うってかなりなチャレンジだし、実際なかなかの雰囲気になってると思うんだけど、どうでしょう。
光希本人的には、さすがにここまで全編ブルージーだと、歌うのが相当ストレスだそうです。そりゃそうよね。いきなり、鳴ってる音の半音下を取らなきゃいけないわけだから。
普通にJ-Popを聴き慣れてる人がこれをどう感じるかは何ともわからないけど、何人かにひとりは「カッケー!」ってテンション上がる人がいると思うのよね。
歌詞についてはもちろんタイトルが先でそこからの連想。
こういう、短くてシンプルで抽象的で、でも何か意味ありげな歌詞を書くのは楽しい。ギターも、ハリーっぽく弾けて納得です。
曲はサブスクやYouTubeで聴けますので、歌詞とコード譜を見ながらぜひ聴いてみてください。
「コークスクリューブロウ」
詞・曲/冴沢鐘己
C F
まるで生真面目な
C F
君はボーイスカウト
C F C F
あたふたするカメレオンみたい
Dm7 G7
狙いすませば
Dm7 G7
落とせそうでも
Dm7 G7
スキを見せずに
F Eb Bb
距離をつめて さァ
C F
ヒットアンドアウェイで
C F
右からのブロウ
C F
ヒットアンドアウェイで
C F
左手はフェイク
だけど面倒な
君はボーイスカウト
無茶ぶりして逃げ場もないでしょ
ひねりを見せて
撃ち抜くだけで
勝負は決まる
距離をつめて さァ
ヒットアンドアウェイで
右からのブロウ
ヒットアンドアウェイで
左手はフェイク
ひねりを見せて
撃ち抜くだけで
勝負は決まる
距離をつめて さァ
ヒットアンドアウェイで
右からのブロウ
ヒットアンドアウェイで
左手はフェイク
ヒットアンドアウェイで
右からのブロウ
ヒットアンドアウェイで
左手はフェイク
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