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超絶鳥肌ものの、『チ。』 - 地球の運動について -

漫画に限らず流行は積極的には追わないほうですが(いや、分野、興味によりますね)これは凄い作品ですね。

更新をチェックしている某ブログでちょこちょこ紹介されていたので、存在(と、その変わったタイトル)は知ってましたが、まさかこういうテーマとはまったく。

漫画作品で鳥肌がたった(それも一度や二度でなく)体験は何年ぶり、いや、何十年ぶりでしょうか。

まだ三巻めですが(全八巻のようです)これから先がさらに楽しみ、ハラハラします。

本作以外にも思い当たるものはいくつかありますが(たとえば、原作版の『左利きのエレン』とか)

最近(というとざっくりすぎますね)、こうした必ずしも圧倒的な画力(その定義はさておき)がなくても、作品の魅力を伝えるには十分というか、だからこそ(乱暴にすぎますが、あえて「ヘタ」という表現を使います)というものが少なくないですね。

まぁ、その「画力」というのも主観で判断しているひとが大多数だと思われるので、なかなか伝えにくいところですが。

西洋古典絵画の歴史をみてもそうですが、ただ正確に、実際にあるものに似せてということが競われる(というか、価値を認められる)時代はとうに終わっていると。

伝えたいなにかを持ち、それを最大限に伝える「力」(数値的な客観的に判断できる指針といったものでなく)さえ備えていれば、それが最大限にふさわしく、必要な画力なんでしょう。

無料で読めた(kindle unlimitedなら)こちらもヤバかったです。けっこう長かったですが、一気読みしてしまいました。

原作者へのリスペクトってことでしょう。小松左京氏の名は冠されていますが、内容はまったくの別物。(それでいて氏の原作に匹敵)

こういう「ランダムネス」の機会を失いたくないので、なるべく「情報断捨離」は心がけてますが、純化させすぎるのもなぁと思う今日このごろ。

ま、ほどほどが一番ですね。

画力(ヘタ、ヘタウマ含む)で強烈だったなぁと思い出したので『怪談人間時計』も貼っておきます。

作者の徳南晴一郎さんについては『消えた漫画家』も読むとよいです。(その他の漫画家さんたちについても、このシリーズはすんごく面白いです)

あ、年代によるかなぁ。(遠い目)

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