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フォトエッセイ「あんたは我が家の太陽なんだから」


朝4時に目が覚めてもう少し寝てもいいけれど寝起きがだるいからな、かといって朝ごはんには早いしと悩んでいたら、新聞配達から帰宅した父につかまり、早朝ご近所スナップ!






昨日は父の写真サークルの展示会があり、足を運んできました!
在廊の隙間を縫って、父が最近新規開拓したという小料理屋さん(とてもリーズナブルな価格で大将の人柄もとても素敵)で、大将も含めた家族で昔の浜松市界隈のディープな話をツマミに(みんなシラフですよ^^)酔いしれて、その後急遽大工をしている親戚から電気工事のアルバイトの依頼を受けてそのまま現場へ直行。そして母と私は買い物をして帰宅して暑さでぐったりする間もなく夕飯の支度をして父が帰宅。





忙しくしていると、どんどん力が入って理不尽なことや人にイライラしがちなくせに自分からは行動に移せずにいる私です。ここ最近で(特にこの一年)で自分の環境が変わって、やらなければならないこと、したいことのメリハリもなくただただ時間を持て余してしまう様な毎日でした。

先週も通院ウィークで薬の副作用と思われる乳腺炎が慢性化してしまい、泣きたくなるような痛い検査とめまいがするような医療費にノックアウトされそうでしたが、父のパワフルな生き方と白髪の生えた眉毛姿になんとも形容しがたい、光陰矢の如しとはこういうことを言うのでしょうか、でもその分私も同じだけ年をとって最近は酷い親子喧嘩もなくなり、日々ただただ生きている事実の中に、写真を撮る事、働く事、見ないふりした洗濯物がいつの間にか片付いていることに小さな感謝と、両親の偉大さを感じました。

ぐらぐら揺れるこの私の精神がそよそよとこずえを揺らすような、しなやかな心を持つことはまだまだ先の事かもしれないけれど、今日は久しぶりに通った市営のジムのインストラクターの女性の方が帰り際に

「今日、すごい混んでましたけどマシン使えて良かったですね!」

と、飛び切りの笑顔で挨拶してくれたのが、すごーーーーーーく嬉しい一日。

昔、初めての大失恋で酷い落ち込んでいた日々に母が

「あんたはこの家の太陽なんだから!」

と泣くでもないわめくでもないただただ落ち込む私に笑顔になれるようかけてくれた言葉の熱量とイメージはすこし違うけれど根底にある優しさに包まれすぎると、麻痺もするし匙加減が難しい。

彼女のハツラツな笑顔は今日の私の麻痺した毎日にそっと明るい光を灯してくれた。いつか母の言う太陽の様な存在に戻るのではなくただそこに在りたい、なんて気障な事を書いてみる。

皆様、水分、塩分補給を忘れずにいてくださいね!





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