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地震の夜

私、なんでセラピストになったかというと理由は2つあって、

20代の時、
テレビ局で昼も夜もなく床に段ボール敷いて寝泊まりしたりするような勤務をやっていて、
とにかく癒されたいって毎日思ってたんだよね。

で、人を癒す仕事ってやりがいありそうだなってその頃うっすら思ってた。

しかも、そういう仕事だったらいつか沖縄移住する時に仕事に困らなさそう!って下心もあって、

で、テレビの世界から足を洗って転職した。

その時、私、32歳。
周りの友達はどんどん結婚して出産してた時期。

私も結婚願望はあった。
でも、結婚と沖縄移住を天秤にかけたら余裕で沖縄が勝っちまってた。
お母さん、ごめん🙏
そういう時代ってことで。

地元のホテルスパに就職してそこで4年くらい経験を積んで色々できるようになった。

正直、なんかもうこのままここで働き続けようかな、
その方が楽だし、生活も普通にできてるし、、、
みたいに思うこともあったけどね。

で、石垣島のホテルで働き始めたのはいいものの、
もう暇で暇で、
思ってたのと違うな〜、
せっかくここまで来たのに〜、
とモヤモヤし始めた頃、

石垣島で震度5弱の地震が起きた!

揺れは一瞬で、被害はほとんどなかったのだけど、
沖縄って地震が少ないイメージあったから本気でびっくりしたんだよね。

ほら、大企業の重要な部署は沖縄に置く、みたいな都市伝説あったし。(?)

しかも、その直後に何故か急に腰とお腹が痛くなって、夜中トイレにずっと篭ってた。
あと、体温計持ってなかったから確実じゃないけど、熱もあったと思う。

心当たりなさすぎて怖かった。
仕事も暇で身体が疲れてるわけでもないし、
変な物食べた記憶もなかった。

石垣に住んで4ヶ月くらいの頃だったから、
なんか疲れが出たのかな?
よくあるじゃん、
緊張が解けた頃に不調が出る、みたいなの。

翌日、大きなリュックに着替えとか食料とか詰め込んで出勤した。←私だけ(笑)
また大きな地震が来て家に帰れないみたいなことにならないように。

しかし腰が痛い。
お腹はすぐに治ったけどとにかく腰が痛い。

もともと腰痛持ちってわけでもない。
仕事柄、なりやすいとは思うけど、
何度も言うが、仕事は暇なのである。

ちょっとヤバいかもしれないと感じて病院に行ったら、
仙腸関節炎と言われた。

今思えば、これが〝スイッチ〟だったのかなぁと思ってる。

つづく

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