「言われたことをやるテスト」から「どうやって品質を上げるか?」という“おもてなし”へのチャレンジを求めて
エンジニアと一言に言っても、その仕事内容は様々。
何かを作り出すことばかりではなく、作り出したものの品質管理や動作チェックを行うのも、もちろんエンジニアの役割です。
そういった仕事に特化したエンジニアをQA(Quality Assurance)エンジニアといいます。
今回は、ショーケースのQAエンジニアとして、サービスの品質を担保している田津原さんに、ご自身のキャリアや業務、当社での働き方についてお話しを聞きました。
田津原 栄三(たづはら えいぞう)
2021年入社。ProTech開発本部 QAスペシャリスト
JSTQB認定テスト技術者資格 Foundationレベル
大学卒業後、地元和歌山で就職し、駅務関連のソフトウェア開発・テストに従事。その後、大阪の企業に転職、ビルドエンジニア、テストエンジニアを経験を経て、品質専門の会社に転職、大手企業の品質業務に携わる。2021年1月より、ショーケースにQAエンジニアとしてジョイン。
「世の中に何かを作り出したい」飛び込んだエンジニアの世界
――学生時代からエンジニアの道に進もうと決められていたんですか?
大学に入るまではパソコンすら触ったことがありませんでした。正直、あまり将来を考えていたわけではなく、ちょうどITがこれから来るかもしれないという時代で、地元にちょうどそういう学部もできたのでそこに入った感じです。
でも、勉強してみると、新しいことが出来て楽しかったですね。世界が違うなと感じました。
それから「世の中に何かを作り出したい」と思うようになり、駅務関連のソフトウェア開発をしていた地元の企業に就職をしました。改札機や券売機などの開発やテストを担当しましたが、いざ開発をしてみると、自分には向いてないなと感じたんです。でも、テストをすることは面白くて。
その会社はどちらかというと開発がメインの会社だったので、テストだけをしているわけにはいかなかったため、もっとテストの仕事ができる会社に転職しました。
――次の会社ではテストのみをされていたんですか?
いえ、8割はビルドエンジニアの仕事で、QAエンジニアの仕事は2割くらいでした。テスト専門の会社に転職をしたのはその後ですね。前職の同僚が声をかけてくれたのがキッカケです。
自ら提案していくQAエンジニアに
――望んでいたテスト専門の仕事ができていたのに、なぜショーケースへ転職されんですか?
たしかに、QAエンジニアの仕事をしたかったので内容としてはとても充実していました。
ですが、大手企業の派遣として業務を行っていくので、”言われたことをやる”ということが多く、自分に決定権はあまりなかったんです。そういった中で、「自社の製品に対しての品質業務に関わりたい」という気持ちが出てきて、自社サービスが豊富なショーケースに転職をしました。
ショーケースは、個人情報やセキュリティ関係の情報を多く扱います。それが外部に漏れることなどないよう、品質への意識は特に高まっている企業なので、やりがいも感じられるんじゃないかと感じました。
――ショーケースではどんなお仕事をされているんですか?
ProTech ID CheckerやProTech AI Maskingなど、Webサービスのセキュリティ対策に特化したサービスであるProTechシリーズを開発しているProTech開発本部に所属しています。
定期的にソフトウェアの機能が追加されるので、そのテストやレビューをしたりしています。
実際に、入社してすぐ、開発中の機能について改善点を見つけられました。技術的に難しいことではないですが、開発者が気付かないような、細かいところをQAエンジニアが改善しているんです。
お客様にサービスをリリースする前に不具合を見つけられれば、クレームなどのリスク回避ができて、ストレスなく使ってもらえると思うので、その点がQAエンジニアの業務の重要さであり、面白さだと思っています。
そして、こういった人に気付かれないけど重要な仕事が、ショーケースのコアバリューにある「おもてなし」にも近い気がしています。
――実際にショーケースで働かれてみて、いかがですか?
自分からの提案を受け入れてくれるので、とても仕事がしやすいです。
ショーケースでは、テスト業務を行っているQAエンジニアの専門が自分1人しかいないので、率先して仕事をしていますが、逆にプレッシャーでもあったりはしますね(笑)
どんどん新しいものを取り込もう、何でも新しいものをやっていこうという空気感があります。上場はしているけど、チャレンジャーな感じがベンチャーっぽいですね。
フルリモートですが、自分が所属するProTech開発本部は、勤務中、Google meetをずっとオンにしているので、わからないところはすぐに聞ける環境なのも助かっています。
最初は正直、ずっとオンにしておくことに抵抗はありましたが、慣れました。むしろ、連帯感があって、孤独感を感じないのでいいなと思っています。
新たなことへ挑戦していく道へ
――ショーケースで業務を遂行していく上で困ったことはありますか?
ProTech開発本部は海外出身のエンジニアが多いので、コミュニケーションに困ることもあります。
細かなニュアンスを正確に伝えるために、より丁寧にコミュニケーションを取るようにしています。
1から10までしっかり説明する、1度ではなく粘り強くやりとりする、などチーム内で色々と工夫しています。
困ったり、難しかったりしますが、自社サービスを開発していると、エンジニアではないお客様に直接ご説明する機会も多いので、良い練習にもなっているんじゃないかと思っています。
――これからのキャリアについて教えてください!
設計書をレビューしたりとか、要件定義をレビューをしたり、上流工程でのQAをこなすことでスキルアップして、QAエンジニアとしてキャリアを築いていきたいと思います。
ショーケースは自社サービスを開発・提供しているので、お客様との距離・関係性が近いと思います。なので、要件定義フェーズなどから参画する機会を増やすことで、いま以上に色々な視点を増やし、サービス全体の品質を向上していきたいです。
――どういう人がショーケースに向いていると思いますか?
ProTech開発本部においては、自分でものごとを考えて遂行できる人が向いていると思います。言われたことをやるというより、自分で考えて、提案して、自ら遂行していきたいという人ですね。受け身の人は、しんどいかもしれないです。
また、新しいことを受け入れてくれる会社なので、どんどん新しいことに取り組んでいきたいという人にも向いていると思います。
――田津原さん、ありがとうございました!
【番外編】田津原さんへ一問一答!
Q.MTGはどれくらいある?
朝会と夕会が毎日。週平均だと2-3回くらい。
Q.残業はある?
3月は新しい機能追加が多く負荷が高かったので、平均1日1~2時間くらい残業がありました。4月は少ないです。
Q.これだけは他の人に負けませんということは?
真面目なところ。
仕事をする上で、事前に何をするかというタスクをスケジュールすることには気を付けています。
Q.転職時に絶対譲れなかったポイントは?
ものすごい体育会系の会社だったら難しいですね。
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