【イベントレポート】事業会社・投資家とスタートアップを繋ぐ「SmartPitch（スマートピッチ）」オンラインピッチイベントVol.4
ショーケースの子会社：Showcase Capitalが2020年10月5日（月）に開催したオンラインピッチイベントVol.4の様子をお届けします！
「SmartPitch（スマートピッチ）」とは
スタートアップ・起業家を対象に、ピッチ動画（事業会社・投資家に向けたサービスや事業計画を3〜5分程度で行うプレゼン）をオンライン投稿することで、本サービスに参加する事業会社・投資家にアプローチすることのできるマッチングプラットフォームサービスです。
ピッチ動画を投稿するスタートアップ・起業家は、実商品やサービスの使用イメージを動画で掲載することで、ビジネスモデルや企業の特長を効果的にアピールすることが可能となり、よりリアルに近い状態で、起業家の“想い”や“熱意”を事業会社・投資家へ伝えることができます。
参加する事業会社の担当者や投資家は、直接訪問することなく、多くのスタートアップから業務提携や投資する可能性が高い起業家を選別することができるので、効率的な業務提携・投資活動が行えます。
「SmartPitch（スマートピッチ）」のマッチングにより、スタートアップ・起業家は効率的な業務提携や資金調達が可能となり、ビジネスを加速度的に成長させることが期待できます。
事業会社では効率のよい業務提携先の模索・検討に寄与することが期待でき、投資家においては健全な投資によりエグジット達成するためのツールとして期待できます。
＜経済産業省「J-Startup」に参画中＞
■民間サポーターズ「J-Startup Supporters」
全国から選定された約140社のスタートアップを支援中
■「J-Startup HOKKAIDO」「J-Startup HOKKAIDOサポーターズ」
北海道で認定された22社のスタートアップを支援中
（2020年10月末時点）
オンラインピッチイベントVol.4について
約50名のVCやCVC、スタートアップ起業家などが視聴された今回のオンラインピッチイベント。
登壇したのはこちらの4社。
・株式会社フツパー
・株式会社IB
・MILK 株式会社
・株式会社Minoru
コメンテーターには以下のお2人をお迎えし、様々な質問やコメントを頂戴しました。
大浦学
株式会社日本クラウドキャピタル 代表取締役COO
2013年明治大学大学院グローバルビジネス研究科修了。2014年1月、神奈川県箱根町の支援を受け、地域活性を目的とした一般社団法人はこねのもりコンソーシアムジャパンの理事に就任。その後、ベンチャー企業の育成に貢献したいという強い思いにより、2015年に株式会社日本クラウドキャピタルを柴原氏と設立。代表取締役COOに就任。FUNDINNOの事業責任者としてサービスの拡充や改善などを牽引し、現在まで、業界トップの実績を維持する。
河上純二
株式会社JY LINK 代表取締役
中央大学法学部政治学科卒業。デジタルハリウッド本科クリエイティブ科卒業。AI（人工知能）のスタートアップMIKAKU INC代表、ブロックチェーン研究所主席研究員、ワインビジネスのスタートアップBUDOU Inc取締役、社団法人スマートデバイスアプリ開発技術認定普及評議会理事、B2Bインフルエンサー、社団法人ライフクリエイト協会理事、イタリアンレストラン「Osteria dieci」オーナー。あわせて、スタートアップ・ベンチャーを中心に企業の顧問・アドバイザーとして7社ほど経営に参画しIT業界の発展に従事。現在10種類のビジネスに携わる。
では、登壇した4社のピッチをご紹介します！
【1st Pitch】株式会社フツパー
「はやい・やすい・巧い」をキーワードに、高精度AI搭載画像センサを用いた工場オペレーションのDX推進を行う。今年4月設立の若い企業ながら、大手メーカーとのパートナー企業にも認定済み。
＜スピーカー＞
代表取締役：大西洋さま
今年の4月1日に創業したばかりにも関わらず、
・国内のVCから数千万円の資金調達を実施
・国内企業、海外企業のパートナー企業に認定
・関西ピッチコンテストで最優秀賞を受賞
など、とても勢いのある会社です。
解決したい課題は「製造業の人手不足」。中でも、どこの会社でも足りていない「検品・検査」という項目に特化したサービスを開発していらっしゃいます。ピッチでは製品の詳細やメリット、ユースケース、共同ソリューション事例、今後の市場の成長性についてもお話しいただきました。既に新しい製品についても考えられているとのことです。
ピッチ後には、コメンテーターの方々から
・起業に至った背景
・大手企業との取り組みについて
・サービスの凄さについて
・今後の資金調達について
・競合認識について
・市場規模
などの様々な質問があり、このサービスがどんどん色々な工場に導入されていくのが目に浮かぶような可能性を感じる回答でした！
【2nd Pitch】株式会社IB
保険の請求漏れを防ぐアプリ「保険簿」の開発・運営を手掛けるスタートアップ。よりお客様本位の運営が叫ばれる保険業界で、「あったらいいな」を形にしたサービスを展開中。
＜スピーカー＞
代表取締役：井藤健太さま
保険ってとりあえず入ったものの、どんな時に使えるのかいざとなるとよくわからなかったりしますよね。結局請求を逃してしまったということも…。
そういった問題を解決してくれる「保険簿」というアプリを開発・運営されていらっしゃいます。
カメラで保険書類を撮影するだけでデータ化されてアプリ内で加入している"保険を一元管理できる"
なんてとっても便利ですよね！私もすぐ使いたいと思いました！
ピッチでは、顧客と事業者がこのアプリの利用を通して、保険業界における請求漏れをどう解決していくのか、今後目指す世界などについてお話しいただきました。
ピッチ後には、コメンテーターの方々から
・今後の資金調達について
・マネタイズの立て方
・アプリの一番のメリット
・toB、toCそれぞれの拡大方法
などの様々な質問があり、その回答から、多くの人にとって身近な保険という業界における課題を、本当に解決してくれそうだなという勢いを感じました！
【3rd Pitch】MILK 株式会社
宇宙技術を用いたハイパースペクトルカメラに特化したAIを用いて、がんを計測する「ANSWER」の開発・運用。特許取得の技術を活用し、有名病院との提携事例もあり。
＜スピーカー＞
代表取締役CEO：中矢大輝さま
がん診断のエキスパートである病理専門医の不足によって、見落とし、誤診、診断の遅れといった課題を解決する手段として、宇宙技術に用いられるハイパースペクトルカメラをもちいたがん診断webアプリを開発したMILK株式会社。
このアプリは、3週間ほどかかっていた診断の時間を数分にすることができ、がん細胞の見落としを減らすことができるんだそうです。これまで人ではわからなかったようながんの悪性度の予測や、がん細胞１つで悪性か悪性でないかなどもわかるようになるとのこと。ハイパースペクトルカメラでがん細胞を見るとがんごとの色合いが異なるということもわかっているそうです。
高齢化が進む日本だけでなく、世界でも求められる技術だなと感じました！
ビジネスモデル、共同研究協力者、競合優位性、今後の想定売上や開発の想いなどについてお話しいただきました。
ピッチ後、コメンテーターの方々からは
・技術の詳細
・取得した特許技術
・資金調達
・他分野への応用について
など、様々なご質問をいただき、とても明るい未来を感じる回答をお聞きすることができました！
【4th Pitch】株式会社Minoru
譲渡型賃貸住宅「家賃が実る家」、住宅ローンを使わないマイホームを提供する住まいテック企業。オフィスを完全リモート化するが、時代のニーズを掴んだサービスで事業拡大中。
＜スピーカー＞
代表取締役：森裕嗣さま
ワークスタイルやライフスタイルの多様化によって、住宅ローンが通りづらいフリーランスや個人事業主などといった方々が増えている一方、こういった方々への住宅ローン制度が追いついていないため、住宅ローンを使わずに家賃を支払い続けると最後にマイホームになるというサービスを提供している株式会社Minoru。
ネット上で自ら、どこに建てるかというところから、間取りや外装、内装なども選ぶこともできるんだそうです！夢がありますよね！
ビジネスモデルや特許についてなどのお話しの他、自治体との官民連携事業や、社宅制度の提供、フリーランス協会に加盟や他社との業務提携により認知拡大、登録投資家500名を突破し、またコロナ禍が追い風となり、会員獲得も増えているという非常に勢いのあるお話しを聞く事ができました。
ピッチ後、コメンテーターの方々からは
・長期戦略について
・コロナ禍におけるメリット
・PR戦略
などの質問があり、時流に乗った素晴らしいビジネスモデルだなと感じました！
まとめ
今回のオンラインピッチでもとても勢いのある方々にご登壇いただき、みなさんの多種多様なアイデアに、明るい未来を感じました。
スマートピッチでは、今後もスタートアップ・起業家のみなさんを支援して参ります。
スタートアップ・起業家の方々を支援したい事業会社や投資家のみなさまのご参加お待ちしております！
次回のオンラインピッチイベントは11月5日（木）18:00-です！
ぜひご視聴ください！
お申し込みはこちらからどうぞ↓
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