新型コロナウイルスに関係する内容の可能性がある記事です。
新型コロナウイルス感染症については、必ず1次情報として厚生労働省首相官邸のウェブサイトなど公的機関で発表されている発生状況やQ&A、相談窓口の情報もご確認ください。またコロナワクチンに関する情報は首相官邸のウェブサイトをご確認ください。※非常時のため、すべての関連記事に本注意書きを一時的に出しています。
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【イベントレポート】事業会社・投資家とスタートアップを繋ぐ「SmartPitch(スマートピッチ)」オンラインピッチイベントVol.11

ショーケースの子会社:Showcase Capitalが主催する11回目のオンラインピッチイベントが、2021年4月7日(水)に開催されました。

今回は、登壇企業のテーマを絞っての開催!
コロナ禍でこれまで以上に注目されている「バイオ・ヘルステック」分野の最先端技術を持つスタートアップが登壇しました。
しかも、いつものオンラインピッチイベントでは登壇企業が4社のところ、今回は7社に登壇いただき、よりパワーアップしてお届けしました!

そもそも「SmartPitch(スマートピッチ)」って?

「SmartPitch(スマートピッチ)」は、スタートアップと事業会社や投資家をピッチ動画でつなぐマッチングプラットフォームサービスです。

スタートアップは、自社のサービス・プロダクトや事業計画に込めた“想い”と“熱意”を3-5分程度のピッチ動画にし、「SmartPitch(スマートピッチ)」に投稿しています。

事業会社や投資家は、そのピッチ動画を見ることで効率的に業務提携先や投資先を探すことに繋がります。

Smart Pitch ロゴ

SmartPitchとは

<参画機関>
■民間サポーターズ「J-Startup Supporters」
全国から選定された約140社のスタートアップを支援中
┗「J-Startup HOKKAIDO」:「J-Startup HOKKAIDOサポーターズ」
  北海道で認定された22社のスタートアップを支援中
┗「J-Startup TOHOKU」:「J-Startup TOHOKUサポーターズ」
  東北で認定された34社のスタートアップを支援中
┗J-Startup KANSAI:「J-Startup KANSAIサポーター」
  近畿経済産業局、京都府、京都市、大阪府、大阪市、堺市、兵庫県、神戸市など

■浜松市:「ベンチャー企業等誘致パートナー」
■東京都:「NEXs Tokyo」
(2021年2月下旬時点)

オンラインピッチイベントVol.11について

今回、登壇したのはこちらの7社。
シンクランド株式会社
株式会社イーベック
株式会社アドダイス
株式会社MOLCURE
株式会社Liquid Mine
株式会社オトリンク
株式会社エヌビィー健康研究所

コメンテーターには以下のお2人をお迎えし、様々な質問やコメントを頂戴しました。

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元木 新
モバイル・インターネットキャピタル株式会社
Chief Investment Officer Managing Partner

日本技術貿易(株)にて、電器・情報分野の特許/論文情報を利用した調査コンサルティングに従事。技術の先行例調査、特許権侵害防止調査、最先端技術の動向/情報の収集・分析、知財戦略の構想策定・実行支援のコンサルティングを経て2011年6月モバイル・インターネットキャピタル株式会社参画。

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永田 豊志
株式会社ショーケース 代表取締役社長

九州大学卒業。1988年、株式会社リクルートに入社し、様々な新規事業の開発に従事。2005年、森雅弘(現取締役会長)と株式会社ショーケース・ティービー(現ショーケース)を共同設立。以来、取締役COOとしてIPO、東証一部市場変更へ導く。2019年、代表取締役社長に就任。また、知的生産性の改善研究でも知られ、「図解思考の技術」シリーズなど著書多数。


それでは、登壇した7社のピッチをご紹介します!

【1st Pitch】シンクランド株式会社

シンクランド

刺してもほとんど痛みを感じない「ホロ―マイクロニードル」を使った、次世代型ドラッグデリバリーシステム(DDS)を医療分野や美容分野で開発。

<スピーカー>
代表取締役&CEO:宮地 邦男さま

シンクランド2

誰もが一度は経験したことがあるであろう、注射。
幼い頃は注射の痛さに涙を流したという人も多いのではないでしょうか。大人になって、注射に泣くことはなくなっても、痛くなかったらどれだけストレスが減ることか…そう思ったことはありませんか?

それを実現してくれるのが、シンクランド株式会社が開発するホロ―マイクロニードル。国内外の他社製品と比較しても、あらゆる観点において優位性がある唯一無二の製品です。

注射の痛みというのは針の太さに起因しており、針が細ければ痛点を避けることができます。シンクランドの製品は太さが100μm以下。蚊の針が約80μmということなので、とても細いということがわかります。
注射の痛みや恐怖から解放してくれるなんて、嬉しすぎますよね!

・市場規模
・競争優位性
・DDS(ドラッグデリバリーシステム)
・実験結果
・製品の特徴
・国内外他社比較
・開発中の製品
・売上計画
などについてお話しいただきました。

ピッチ後には、コメンテーターの方々から
・今後力を入れていきたい分野
・経皮投薬へのアプローチ方法
・量産化について
などのご質問をいただきました。
アートネイチャー様からの出資も3月に得られたということで、今後がますます楽しみです!

【2nd Pitch】株式会社イーベック

イーベック

医薬品向けの完全ヒト抗体を作製し、製薬企業や検査薬メーカーへライセンスしている。ヒト由来であるため、副作用が少ない・効き目が高い・効果が長時間持続するなどの優位性を持っており、注目を集めている。

<スピーカー>
代表取締役:土井 尚人さま

イーベック2

製薬企業との協業により、優れた抗体医薬の早期製薬化に取り組んでいる株式会社イーベック。2008年には、日本のバイオベンチャーとして初めて海外製薬企業との大型取引を実現させた実績があります。

イーベックが開発するヒト末梢血由来完全ヒト抗体のイーベック抗体の特徴は、圧倒的に高い効能、極限まで高められた安全性。
新型コロナウイルスにおいては、従来株を少量で抑えられるような抗体を既に複数取得しており、また、一部の変異株においても抑えることが可能な抗体を取得できているそうです。

・会社概要
・イーベック抗体の利点
・新型コロナウイルスに関する抗体の作製状況
・パンデミック防御技術
・新規バイオマーカー、ターゲット候補の発見への挑戦
などについてお話しいただきました。

ピッチ後には、コメンテーターの方々から
・データバンク的な嗜好性
・マイルストーン
・知財の確保
・課題に感じていることやそれを解決するために必要とするパートナー企業
などのご質問をいただき、将来性溢れる回答が印象的でした!

【3rd Pitch】株式会社アドダイス

アドダイス

不調をキャッチするヘルスケアAI/IoTサービス「ResQ AI」の開発・提供を行う。また、CEOの伊東さんは臨床研究センターの研究員でありCOVID-19-ResQプロジェクトの発起人として、新型コロナウィルス感染症のリスクをAI解析するシステムを研究・開発中。

<スピーカー>
CEO:伊東 大輔さま

アドダイス3

安心安全で楽しい人工生命時代を実現するというミッションを掲げる株式会社アドダイス。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け「AI/IoTのテクノロジーで、ひとりでも多くの方のいのちを救いたい!」という社会的使命を抱き、有志と共にCOVID-19-ResQプロジェクトを立ち上げられた伊東さん。
https://ad-dice.com/solution/covid19resq/
新型コロナの重症度・重症化リスクを解析するトリアージAI診断支援ソリューション提供に向け日々奮闘していらっしゃいます。

個人/企業向けのライフスタイルAIソリューションはすでに提供をスタートされています。クラスター対策には不調をキャッチしデータで見える化することが重要です。リストバンド型のウェアラブルIoTでバイタルデータを収集し、同意した関係者にデータを共有することで、個々人の健康を見守るシステムです。

新型コロナウィルスにより、私達の健康に対する意識は変容してきています。
アドダイスは、新型コロナの感染拡大を低減するAI/IoTソリューションの開発・普及に取り組みつつ、センサーでライフログを収集しAIで解析するポストコロナ時代の新しいヘルスケアのあり方を提案しています。

・メンバー
・導入実績
・COVID-19-ResQプロジェクト
・開発されたウェアラブルIoT「ResQ Band」
・他プロダクトとの違い
・活用例
・導入までの流れ
・希望する提携パートナー
・資金調達タイムライン
などについてお話しいただきました。

ピッチ後、コメンテーターの方々からは
・今後軸としていきたい事業分野
・特許技術について
・マネタイズモデル
・スケール
・AI技術を使用可能な分野
などのご質問をいただきました。
時代に求められる技術を素早く作り出していく技術力の高さに、明るい未来を感じました!

【4th Pitch】株式会社MOLCURE

モルキュア

製薬企業向けに「人工知能・バイオテクノジー・実験自動化を統合した、ペプチド・抗体分子設計」を行う創薬支援サービスを提供している。

<スピーカー>
代表取締役:小川 隆さま

モルキュア4

2013年に慶應義塾大学先端生命科学研究所発のベンチャーとして設立された株式会社MOLCUREは、豊かで長い寿命、有効な治療薬のない疾患の治療を目指しています。
現在は、国内外の大手製薬企業6社がMOLCUREの人口知能技術を導入し、新しい医薬品の開発を行っているという実績があります。
MOLCUREのAI技術により、人間が作ることのできない様々な抗体設計を行うことができるのだそうです。

・会社概要と沿革
・課題
・市場規模
・実績
・実験環境
・特許技術
・ビジネスモデル
・資金調達の目的
などについてお話しいただきました。

ピッチ後、コメンテーターの方々からは
・競合他社
・ビジネスモデル
・価値提供の供給体制
・EXITまでのタイムライン
などのご質問があり、それらの回答から、治療薬が見つかっていない疾患が世の中に30,000以上もあると言われている中で、ひとりでも多くの命を救うための治療薬開発において、非常に重要な役割を担っていらっしゃるんだなと感じました!

【5th Pitch】株式会社Liquid Mine

リキッドマイン

患者の70%が再発するという白血病の、再発モニタリング検査の課題を解決する液体生検「MyRD」システムを開発。適用性が高く、体への負担が少ないほか、低コストでの検査が実現可能。

<スピーカー>
代表取締役社長:岸本 倫和さま

リキッドマイン2

最新技術を提供して白血病に苦しむ世界中の患者、家族、そして医師の手助けをしたいというビジョンを掲げる株式会社Liquid Mine。

白血病患者数や白血病による死亡者数は、年々増えているのが現状です。また、再発のリスクが高いにも関わらず、再発モニタリング検査を受けられる患者が少ないということや、受けられたとしても非常に強い痛みを伴う骨髄検査であるため、患者の精神的・身体的負担が大きいことが、再発モニタリング検査の課題としてあげられているそうです。
こういった課題を解決するのが、Liquid Mineのサービスです。

全遺伝子解析によって原因遺伝子変異を同定し、モニタリングする原因遺伝子変異に合わせた検査薬を作成することで、96%の患者がモニタリング検査を行うことができるようになります。しかも骨髄検査ではなく血液検査でのモニタリングが可能なので、強い痛みからも解放されるのです。

・白血病とは
・白血病の現状、課題
・サービス概要
・ヒアリング結果
・チームメンバー
などについてお話しいただきました。

ピッチ後、コメンテーターの方々からは
・提供するサービスの単価
・市場性
・技術特許
・これまでこの分野が注目されなかった理由
などのご質問がありました。
既に、実際にサービスを利用された方々からは好評価をいただいているそうですので、少しでも早くこのサービスが多くの人に利用されるようになってほしいなと感じました。

【6th Pitch】株式会社オトリンク

オトリンク

未だに治療法のない「難聴」をターゲットとし、創薬とヒアリングデバイス活用を用いて、きこえときこえにまつわる諸問題を解決する大学発ディープテック企業。

<スピーカー>
Scientific Advisory Board:藤岡 正人さま

オトリンク3

難聴は、認知症、離職、抑うつ、耳鳴りなどを引き起こし、健康余命において重要な問題であるといわれています。また、難聴患者は世界規模で増えており、全世界で最も多い生活上のハンディキャップの原因となっています。ですが、聴覚を司る部分は、骨を削らないと実際に見ることができず、また、小さすぎて画像でも見ることもできないため、いい薬が見つかっていないのが現状。

それを打破すべく、ヒトES/iPS細胞を活用し、世界独自の技術を用いて、治療標的と治療薬の探索や聴覚・平衡覚のバーチャル臨床試験の実施を行っているのが株式会社オトリンクです。

・難聴が引き起こす様々な問題
・難聴患者数、市場規模
・難聴創薬における課題
・コア技術
・競合企業と優位性
などについてお話しいただきました。

ピッチ後、コメンテーターの方々からは
・バーチャル臨床試験の優位性
・ビジネスモデル
・繋がりを希望するパートナー企業
などのご質問をいただきました。
難しい分野において、世界独自の技術を以て果敢に研究開発に挑戦されていく姿勢から、今後の可能性を感じました!

【7th Pitch】株式会社エヌビィー健康研究所

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人体に存在するGタンパク質共役受容体(GPCR)抗体をわずか1年で作製するためのプラットフォーム「MoGRAA® discovery engine」を提供。GPCRを標的とする創薬分野を開拓。

<スピーカー>
代表取締役:髙山 喜好さま

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株式会社エヌビィー健康研究所は、MoGRAA® discovery engineを使って、自己免疫疾患や癌に対する抗体の開発や、繊維症、眼科領域、呼吸器のウイルス感染症に対するリード抗体(抗体医薬品として開発するための候補抗体)の開発を手掛けるなど、GPCRに対するバイオ医薬品を開発している創薬企業です。

新型コロナウイルス感染症においても、リード抗体の開発を進めていらっしゃるそうで、今後が非常に注目されている企業です。

・会社概要
・GPCR
・MoGRAA® discovery engine
・市場規模
・世界最高速のスクリーニング技術RiGRASS
・ケーススタディ
・競合優位性
・資金調達の
などについてお話しいただきました。

ピッチ後、コメンテーターの方々からは
・スケールさせるための人材確保
・ビジネスモデル
・希望する投資家像
・再現性を担保する方法
などについてご質問いただき、それらの回答から、世界で活躍されることが期待できる企業だなと感じました!

まとめ

今回は、バイオ・ヘルステック分野のスタートアップのみなさんにご登壇いただき、新型コロナウイルス感染症に関する研究なども行っていらっしゃるなど、今、特に関心の高まっている分野における最先端の貴重なお話しを聞くことができました。

スマートピッチでは、今後もスタートアップ・起業家のみなさんを支援して参ります。
本日ご登壇いただいた企業のみなさま以外にも、たくさんのスタートアップのみなさんのピッチ動画をご覧いただくことができますので、スタートアップ・起業家の方々を支援したい事業会社や投資家のみなさまは、ぜひお問合せくださいませ!(https://smartpitch.tv/

次回のオンラインピッチイベントは、5月24日(月)18:00-19:30の開催です!
ぜひご視聴ください!
申込はこちら▼


■過去のオンラインピッチイベントレポート


https://www.showcase-tv.com/

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「おもてなしテクノロジー」で人を幸せにする!を掲げる株式会社ショーケースの公式noteです。最新サービス情報からIR、採用などあらゆるショーケースの情報をお届けします!是非ご覧ください! https://www.showcase-tv.com/