見出し画像

【イベントレポート】事業会社・投資家とスタートアップを繋ぐ「SmartPitch(スマートピッチ)」オンラインピッチイベントVol.24

ショーケースの子会社:Showcase Capitalが主催する24回目のオンラインピッチイベントが、2022年4月14日(木)に開催されました。

そもそも「SmartPitch(スマートピッチ)」って?

「SmartPitch(スマートピッチ)」は、スタートアップと事業会社や投資家をピッチ動画でつなぐマッチングプラットフォームサービスです。

スタートアップは、自社のサービス・プロダクトや事業計画に込めた“想い”と“熱意”を5-7分程度のピッチ動画にし、「SmartPitch(スマートピッチ)」に投稿しています。

事業会社や投資家は、そのピッチ動画を見ることで効率的に業務提携先や投資先を探すことに繋がります。

<参画機関>
■民間サポーターズ「J-Startup Supporters」
全国から選定された約140社のスタートアップを支援中
┗「J-Startup HOKKAIDO」:「J-Startup HOKKAIDOサポーターズ」
  北海道で認定された22社のスタートアップを支援中
┗「J-Startup TOHOKU」:「J-Startup TOHOKUサポーターズ」
  東北で認定された34社のスタートアップを支援中
┗J-Startup KANSAI:「J-Startup KANSAIサポーター」
  近畿経済産業局、京都府、京都市、大阪府、大阪市、堺市、兵庫県、神戸市など
■浜松市:「ベンチャー企業等誘致パートナー」
■東京都:「NEXs Tokyo」
(2022年4月下旬時点)

オンラインピッチイベントVol.24について

今回、登壇したのはこちらの4社。

そして、コメンテーターにはこちらのお二人をお招きし、様々な質問やコメントを頂戴しました。

河上純二
株式会社JY LINK 代表取締役

1971年生まれ。中央大学法学部政治学科卒業。デジタルハリウッド本科クリエイティブ科卒業。1994年株式会社丸井入社。その後外資系企業での新規WEBサービスの立ち上げ等を経て、株式会社USENにて新規インターネットビジネスの立ち上げ及びインターネット事業部門責任者に従事。株式会社medibaにて新規モバイル事業立ち上げ責任者を経て、2011年8月から株式会社D2Cでコンシューマ事業部門長に従事。2017年10月に株式会社JY LINKを創業、代表取締役に就任。スタートアップ・ベンチャーを中心に企業の顧問・アドバイザーとして十数社の経営に参画しIT業界の発展に従事。

森雅和
Chatwork株式会社 Chatworkスーパーアプリファンド パートナー

大学卒業後、2002年にフューチャーベンチャーキャピタル株式会社に入社しベンチャー投資、投資先の経営支援を行う。2008年に株式会社インフォネット入社、取締役管理本部長に就任しコーポレート全般を管掌。2016年に株式会社ウィルグループ入社後、HRTechに特化したCVCファンド(総額20億円)を立ち上げ、その運用を担当。国内外のスタートアップへの投資とアライアンス推進に従事。2022年1月にChatworkに入社しCVC業務を開始。

それでは、登壇した4社のピッチをご紹介します!

【1st Pitch】株式会社ILEO

タレントと1対1のオンラインファンミーティングができるライブ通話サービス「onlylive」を運営。映画出演や広告出演を懸けたオーディションも行なわれており、タレント活動の幅を広げながらファンと熱量の高いコミュニケーションを取ることができるサービスです。

<スピーカー>
代表取締役:藤井一起さま

自身も中学時代と2014年2015年にYouTuberとして活動し、累計登録者15万人、総再生数約3000万回を突破した実績がある藤井さん。
エンタメ業界で活躍する8割以上の人がアルバイトと両立していることや、オンライン上で1対1でファンと交流できるサービスがなかったことから、「エンターテイナー達に新たな職業を提供する」というミッションを掲げ、このサービスを開発しました。
多数に配信するライブ配信サービスは、プラットフォーム側にサーバーコストがかかるため配信者側の収益が平均して15%程と少ないのに対して、1対1配信だとサーバーコストを抑えることができるため、配信者側の収益を70%以上にすることができます。多い方だと月間40万円を超える売上をあげている方もいるそうです。
onlyliveの特徴は、繰り返し参加したくなるユーザー体験、圧倒的手軽さで利用できるサービス設計、どのサービスよりも稼げるプラットフォームであること。様々な分野で活躍するタレントが現在220名程登録しています。
今後、コンテンツ課金やアーカイブ動画視聴のためのサブスクを導入し、マネタイズを増やしていく予定です。

・ビジョン、ミッション
・事業背景
・一般的なライブ配信とonlyliveの違い
・現状の1対1配信の課題
・サービスの特徴
・配信登録者数、配信者の平均売上、TOP売上、アクティブ率などの実数値
・売上ロードマップ
・ビジネスモデル
・市場規模
などについてお話しいただきました。

コメンテーターのお2人からは、
・配信者を増やすための施策
・配信者との契約内容
・今後の可能性
・ライブ配信者とonlyliveでの配信者における属性の違い
などについてご質問をいただきました。

視聴者の方からは
・1対1での配信の安全対策は具体的にどうやっているのか
・配信者が有名になると離れてしまうイメージがあるが、長期にわたり継続利用はできるのか
などについてご質問をいただきました。

【2nd Pitch】株式会社Yoki

好奇心や探究心をくすぐる「学び体験」を、いつでも、どこからでも得られるようにすることを目指し、教育事業を展開。現在は、4歳〜8歳向けのおうち英語学習サービス「eduo(エデュオ)」を提供。

<スピーカー>
代表取締役:東出風馬さま

「eduo」はアナログ教材とデジタル教材を組み合わせた新しい形の通信教育サービスです。
英語えほんとワークブックで構成されたアナログ教材では、子どもが物語を通して言葉に出会い、ワークブックの豊富なワークを通してその言葉を記憶に定着させることができます。一方、アプリで提供されるアニメ動画と手元のアナログ教材が連動するデジタル教材では、動画に登場するキャラクターたちと一緒に学ぶため、子どもは1人で学ぶことができます。
学びの記録を残していくことでグッズと交換できるといったゲーム性の仕組みを取り入れることにより、楽しく続けられるのもポイントです。
今後は、5教科7科目に限定されない、あらゆる「学び体験」のコンテンツをお届けするサービスを目指しています。そうすることで、子どもの興味・関心に応える「学び体験」をいつでもどこからでも得られる場をつくりたいと考えています。

・会社概要
・サービス概要
・サービスでの学びを続けるための仕組み
・お客様の声
・実際の学びの記録写真
・将来展開
・事業計画
・想い
などについてお話しいただきました。

コメンテーターのお2人からは、
・サービスローンチ後3日間で3000人の申込があったとのことだが、どんなプロモーションをしたのか
・サービスをリニューアルする際の改善ポイント
・保護者の方が子どもにサービスを使わせる上で目的としていることは何か
・サービス対象を今後広げていくのか
・企画監修は誰がしているのか
・サブスク型かコンテンツ買い切り型か
・顧客獲得数
などについてご質問をいただきました。

視聴者の方からは
・ベネッセやディズニーなどの大手と明確に差別化できるのはどういった点か
などについてご質問をいただきました。

【3rd Pitch】株式会社オモチ

たのしいポイ活アプリ「ポモチ」を提供。様々な決済方法の中で、お得な支払い方法や還元率を可視化したマップアプリで、ポイント還元率最大化に貢献。
<スピーカー>
代表取締役:荒井健太さま

支払い方法毎にポイント還元率は異なり、行われるキャンペーンの種類やタイミングも様々なため、消費者はそれらを全て把握することが難しいという課題があります。支払い方法を工夫することは、何も気にせず支払う時と比較して年間支出額の5~10%還元が可能と言われており、消費者としてはなるべくお得な支払い方法を把握したいところ。そんな消費者の願いを叶えてくれるのがポモチです。
ポモチは、様々な支払い方法が乱立している中で、自分に合った支払い方法を知ることができるアプリです。どのお店でどの支払い方法を選択すれば、どれくらいお得かをランキング形式で表示し、キャッシュレス初心者の方にもわかりやすいように、漫画で支払い方法を解説しています。
自分が使っているクレジットカードや決済方法を登録すると、どの決済方法でどれくらいお金を使っているかを把握することも可能です。
またユーザーは、アプリ内の広告を利用することで、ポモチからポイントを得ることもできます。

・サービスが提供する価値
・消費者が抱えている課題
・サービス概要
・ステークホルダーとユースケース
・トラクション
・マネタイズ
などについてお話しいただきました。

コメンテーターのお2人からは、
・社名、サービス名を変更した意図と狙い
・プロモーション施策
・希望するtoB向けの協業先
・ポイントやキャンペーンなどの情報収集方法
・競合他社はあるか
などの質問がありました。

【4th Pitch】WhatzMoney株式会社

各地の工務店が抱える住宅ローンに対する課題の解決を行う。様々な金融機関の中から、審査に通りやすい住宅ローンを提案するサービスを展開。個人信用情報の確認も行うため、高精度な住宅ローン借入可否の判定も可能。

<スピーカー>
代表取締役:前田一人さま

住宅ローンを人生で利用するのは1-2回程度の人がほとんど。学習機会がなく慣れることができないため、自分に合う住宅ローンがわからないという人が多く存在します。実際に住宅ローン利用者のうち、約50%が商品をよく理解しないまま借入れしているそうです。
一方で住宅会社は、住宅を売るために必要な資金となる住宅ローンの借入可否を早く正確に判定することができないという課題があります。
そういった課題を解決すべく、住宅ローン提案システムと住宅ローンサポートという2つのサービスを展開しています。
前者は、借りる金額や借りる市区町村を登録すると、その地域で利用できる住宅ローンプランを一覧で表示してくれます。金利タイプの違いや特約など、様々な切り口で住宅ローンを比較することが可能です。これにより、住宅会社の住宅ローン提案力向上に貢献しています。
後者は、審査前にその金融機関でいくら借入れできるかを判定することができるサービス。各金融機関にある独自の審査基準を理解していること、過去の支払いや借入れ履歴が記録された個人信用情報を直接確認できることという2つの強みを元にこのサービスを展開しています。
これら2つのサービスにより、住宅ローン会社の商談受注率アップに貢献しています。

・ミッション
・住宅ローンの課題
・提供する2つのサービス概要
・サービスのメリット
・実績
・ターゲット
・ビジネスモデル
・KPI
・競合他社との違い
・事業計画
・海外事例
などについてお話しいただきました。

コメンテーターのお2人からは、
・市場規模
・他業界展開の今後の可能性
・住宅ローンの目標仲介件数
・提携金融機関の拡大方法
・希望する提携先
などの質問がありました。

視聴者の方からは、
・個人の審査において、保証会社への問い合わせを行う必要性の有無
などの質問がありました。

さいごに

SmartPitchでは、今後もスタートアップ・起業家のみなさんを支援して参ります。
たくさんのスタートアップのみなさんのピッチ動画をご覧いただくことができますので、スタートアップ・起業家の方々を支援したい事業会社や投資家のみなさんは、ぜひお問合せくださいませ!

次回のスマートピッチvol.25は、2022年5月23日(月)12:00-13:30に開催です!ぜひご視聴下さい。視聴のお申し込みは下記よりどうぞ▼

■過去のオンラインピッチイベントレポートはこちら▼


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?