「25歳に見えますよ」「うるせーよ」

OG訪問されて、我が母校の後輩から言われ、言い返した言葉です。

男子学生(22)の精一杯のお世辞なのか、気遣いなのか知りませんが。嫌味で言われていないのは重々承知していましたが。「7期上だ」「8期上だ」などと話をした後で頂いた言葉に過剰な反応をしてしまいました。

「女性が30歳を超える」って、気遣われべきことなのでしょうか?

私は29歳になった瞬間から「次30歳です」って言い散らかしていました。「何歳?」って聞かれた女性が浮かない顔をして申し訳なさそうに「30歳です」って答えるのは聞くの飽きたし、「30歳です」って答えさせた人の「失礼しました」みたいな表情を見るのもうんざりです。

「結婚は30歳までに!」と結婚していった女友だちや「付き合う女性が30歳を過ぎているとプレッシャーがある」と言う男性と話していると、ウンウンと話を聞きながら内心は「なんで結婚は30歳まで?理由は?」「なぜ三十路の女性と付き合うとプレッシャーを感じるの?なんで?なんで?」「”三十路の呪縛”解かなきゃ!」「”三十路ホラー体験”するな!」と思っていました。

面と向かってそんなこと言える訳なく、モヤモヤするので「みんな固定概念に縛られているのね。お気の毒に。人生100年時代よ。結婚も働くことも自由に選択できる時代に、まだそんなこと言っているのね。」じぶんと対話していたら気づきました。

「30歳の壁」にぶち当たっているナンバーワンは私だ。

29歳の頃から「30歳だ!」と言い散らかしていたのは、1年もの時間をかけて慣らしていたんです。30歳になるじぶんに。必死に「30歳の壁」を乗り越えようとしていて、「私は年齢を気にする人間じゃない」って周囲の人にアピールしていたのです。「25歳に見えますよ」って言われて咄嗟に「うるせーよ」と言ったのも同じ理由です。きっと。

1番気にしているのがじぶんだと分かったら、なんだかスッキリ。体重は減りづらくなったし、白髪が1本2本決まったところから生えてくるようになったけど、ひっくるめて私だ。これはもう変えられない事実だ。もっと年上の先輩たちからは笑われるかもしれないけど、私も楽しく加齢していきたいと思います。

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