妊娠報告の反応に困る

昭和ちゃん世代は妊娠・出産ラッシュです。おめでたの報告は何度されても嬉しいものです。心から、お母さんの健康と赤ちゃんが元気に生まれてくることをお祈りします。ただね、いつ報告を受けるか?タイミングによっては反応に困ることがあるんです。

困ったタイミング① 病院で妊娠が分かってすぐ。高齢出産だった彼女から「昨日、病院に行ってきて分かったの〜!」と報告を受けました。もちろん「おめでとうございます!!」と喜んで手を握りました。でも、安定期入ってから聞きたかった。

困ったタイミング② 妊娠検査薬で発覚して数日後。早すぎやしないかい?せめて病院に行ってから聞きたかった。いや、やはり安定期に入ってから聞きたかった。

信頼してもらっていて早めに話してくれるのでありましょうが、できれば「安定期」に入ってから聞きたいものです。

どうして「安定期」にこだわるのか。以前、無神経な発言をして後悔の思いがあるからです。

経産婦だった彼女は、妊娠発覚後すぐに報告してくれました。一瞬「報告するの、早くない?」って思ったけど、今までに2人の出産経験があるので今回も問題なく出産されるんだろう、とやんわり思いながら「おめでとうございます!」と声をかけました。

部署が違う彼女と次に会ったのは2ヶ月くらい経ってから。彼女を見かけ「あ、赤ちゃんどう?元気?」て笑顔で声をかけました。浮かない表情の彼女から返ってきたのは「あ、言ってなかったね。赤ちゃんだめになっちゃったの」の言葉でした。

知らなかったとはいえ、無神経にもほどがある自分に腹を立てつつ、生まれて来られなかった赤ちゃんのことと思うと涙が出た。報告を受けたときにおめでとうって言ったけど、今はなんてことばをかけたらいいのか、思いつかない。

私の気持ちを察したのか彼女は「一ヶ月泣いたけど、今は大丈夫」と言っていた。

それ以来、当たり前のように「赤ちゃん生まれた」って報告を受けていたけれど、本当は奇跡を聞いていたんだな、って思うようになりました。

そして「体を一番大切に」「手伝えることは何でもするよ声かけて」おめでとうと一緒にこんな言葉をかけるようになりました。月並みですね。妊娠初期の報告じゃなくても、そう言い加えています。安定期に入ったからって安心できるわけじゃないもんね。

きょうは子どもの日。元気な子どもの顔を見るとニヤニヤしちゃいます。電車の中で、めちゃくちゃ騒いでうるさくてもニヤニヤちゃう。よくぞ、ここまで大きくなったな!縁もゆかりもないけれど嬉しくニヤついちゃう。おばちゃんになったなぁ。

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