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まずどの昭和にさよならをするか

さて続きを書いていきます。

前回データ管理をデジタル化するためにクラウドストレージの導入について書いてましたが、
ここに行く前に前段を挟まなければいけません。


急にやりはじめたらどうなるか

想像に容易いのが急に転職してきたやつが
金をかけてデジタル化なんて推進したら社内の今までいたの人間は
たいていハレーションを起こします。
波風立って事がうまく運ばなくなるだろうと思ったわけです。

そこで一番初めに手掛けるにあたって意識したのは
<金を使わないこと>です。

もちろん予算などそもそもとられているわけはないですから
使える金も限られています。

お金を使わずにデジタル化の抵抗を低くするなにかしらをやろうと考えたわけです。

企業同士の付き合いは飲み会だけではない

社長に聞かれたら怒られそうですが私が入社した会社は
取引がある会社には所謂接待もするわけです。
それ自体は特に反対もなにもありません。
ただ付き合いを長く続けるためには継承していく必要があるわけです。

ところがどことどのような付き合いがあって
いくつの案件が進行していて、新規の開拓はだれがアプローチしているのか
全く管理されていないのです。
頭の中にインプットされた情報を頼りに各々が動いている。
特にエリアで担当者が決まっているわけでもなくまさに縦横無尽に動き回ってます。

私も配属は営業部ですからこれから開拓していくにあたって知りたい情報は
過去のものも当然あるわけです。

そこで思いついたのがCRM(顧客管理)系の構築です。

お金を使わずに・・・どうする

過去いた会社では社内用に開発していたり、セールスフォースさんを使っている部署もあったりと
まぁまぁ予算を投じてました(生産性に直に影響がでるので当たり前ですが)

今後のことも考えたうえでいくつかの条件を整理しました。
・初期時点で予算をかけないこと
・いつか必要になったら移管しやすいか、アップグレードができること
・なんら開発スキルがいらないこと

こうなってくるとおのずと候補が2つ3つに絞られました。
結果的に採用したのはHUBSPOTという顧客管理のシステムです。
マーケティングや製品管理なども兼ねるとアップグレードが必要になるという仕様ですが
企業と個人を管理する分には必要最低限のシステムが無料で使えます。

運用してもらうためにどう構築するか

私も今までシステムを使う側だったのでこの辺の知識は全くありません。
導入自体は特に契約も発生しませんし、PCとスマホでアカウントを作ってすぐ使えるようになるのですが
肝心なのは今まで頭の中とエクセルやらを使って管理していた方々に
使っていただくことなわけです。

まず企業の情報を入力する前に入力したほうがよさそうな情報をしれっと聞いて回りました。
・過去にどんな案件があったか
・受注はなかったが商談はできたからその履歴を
・新規で門前払いされたところは書いておいてほしい

まぁいろいろ個別具体ででてきます。
やる前に聞いておいてよかったと心底思いました。
なぜなら企業名や住所、タイムゾーンなどはある程度一括でインポートできますが
そこまで個別の履歴は一括で吸わせることが私の力ではできませんでした。
(たぶん今ならできる)

そのため企業名などと別で個別にメモや添付機能を使って過去の履歴を入力していきます。
ここが一番時間がかかりました。

ここがよかった

ちなみに私自身、無料ユーザーですしHUBSPOTからお金をもらっているわけでもないのでこれは宣伝などではありません。笑
(次回以降の話にもおそらく一切でてこない)

良かった点はやはり無料で一定使える範囲のCRMであること。
加えて予想外でしたがスマホでも見れるので外回りをしている営業が
近くにあるからという理由だけで見込み顧客に飛び込みをするようになりました。
私がいる業界はある程度、足を使う営業が必要になる業界なので
いまどきの営業手法とは乖離しますがこれはいい傾向だと思いました。

締め まずさよならされたのはこれだった

エクセルの見にくい表と、ベテランが退職したら弱くてニューゲームな
企業管理手法でした。

ここまでは部署内でほぼ収まる内容ですし、
まず今後の動きのために「なんかこいつがやることって便利になるじゃん」のような状態を作って味方を増やすことが
目的なので巻き込みの範囲としては上々でした。

次回は「パソコンに強いやつ認定されたらこうなる」という話です。
先は長いです。

1週間に1本ぐらいで書いていきたいと思いますので、よければまた読んでください。

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