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マーケットの動き                     2024年4月14日(日)

今年に入って向学のため、アメリカ株を買ってみた。何を買ったらいいのかわからないので、ブームに乗ってエヌビディアとオントイノベーションというこれも半導体関連の小型株を買った。

5000ドル近く投入して、先週末時点で666ドルのプラスである。日本円で11万6千円増えたことになる。3か月で悪くない成績だと思うが、そろそろ離れようかと考えている。

やってみて実感したのが、日本株に加えて米国株5000銘柄まで追いかけるのは無理、ということ。英語は読めないし、そもそもNY市場が開いているのは日本時間の夜中である。せいぜいマグニフィセントなんとかを買って放置という投資スタイルになってしまう。

エヌビディアみたいな世界一の銘柄を、多少下がっても持ち続けるのは、それはそれで意味がなくはない。半導体という今世紀最重要の社会的テーマを追いかけるわけだ。私のような意識の高い投資家ならば、当然やるべきであろう。

しかしなあ、為替リスクってのがあるんだよなあ。知らんかったもんなあ。米国株を買ったらどうなるか、買うまでわからんかった。バカだから。

急激に円安が進んで現在1ドル153円だが、この先160円台なんてあるのだろうか。150円で買ってしまったドル資産の行方は、160円なのか140円なのか。長期ならともかく半年とか1年のスパンで全く予想できないのであれば、米国株を買うリスクって高くないか。

私見だが、為替介入というのはやめたほうがいい。政府も日銀もドル円に関心がない、と市場関係者に思わせたほうがいい。

以前は、日本経済が弱体化したのは円高を放置したからだ、と思っていたが、どうやらそうでもないらしい。90年代から00年代にかけて政府、日銀は円高を阻止すべく、国民生活を守るため使命感を持って介入を続けていたらしい。

ところが、そういう小手先の動きがいわゆる投機筋に読まれて、結局、為替をコントロールすることなんて出来なかった。

為替介入は効果がないか、場合によっては逆効果であるが、金融政策は別だ。ドル円が大きく動くのはアベノミクスと黒田総裁の登場からだ。あれが良かったかというと、私にはわからん。バカだから。

しかし、円安がこのまま進むとやばいんじゃないか、と皆が騒ぎ始めた。インフレ率は黒田さんが掲げた目標に近づいているが、実質賃金はマイナスという状況に直面している。

これも私見だが、為替なんて放置でよいのではないか。ドル円は日本経済の成績表だと思う。気に入らないからといって、書き換えようとしていたのがこれまでの政府、日銀だったのでは。

私は日本を愛しているので、当分の間、円と日本株で資産運用することに決めた。この先、海外で暮らすこともなさそうだし。もっとも、明らかに円高の局面が見えてきたら、外貨資産も増やしたいとは思う。

逆に日本株9割という、私のポートフォリオが抱えるリスクをどうやってヘッジするのか。米国株を買ってみた理由もそこにあった。

リスクヘッジについては、米国株に頼らない、債券や不動産にも頼らない、私独自のアイディアがある。そのうち行動に移すつもりだ。

全粒粉パンマンの株 247

日本株 18,811,600円
米国株   857,549円
現金       2,282,566円