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移住支援サイトとかをザッピング

最近移住支援サイトを覗くようになった。

別に今すぐ移住したいわけではないけれど、どこか遠くに行きたくなった時、雰囲気の良さそうなカフェを紹介している記事を読んだ時とかに、もし自分がこの土地で暮らすならどんな家で、家賃補助はいくら貰って、仕事は求人サイトにあったこの職に応募してみて……、みたいなことをつらつら調べながら空想する。


地図アプリでJR線をなぞって良い感じな名前の駅を探すこともある。
駅を中心に町(もしくは村)が広がっているぐらいの規模感がちょうどいい。
住んだことないけど。多分きっといい感じの規模だと思う。実際はどうなんだろうか。

検索窓に町の名前だけでなく“移住”も一緒に入力して調べると、移住支援サイトが真っ先に出てくる。
その中でも自分が注目するのは空き家バンクだ。
たまに敷地が広く離れと母屋で別れている日本家屋が売りに出されていることもあって、離れはアトリエっぽくして母屋の空き部屋は民宿や下宿みたいなことをして……と、また空想遊びする。

実家暮らしの学生なので、不動産サイトでアパートやマンションの空き部屋を探す方が現実味があったりして、それも楽しいもので。
最寄りのスーパーが結構遠かったり、駅どころかバス停からもそこそこ歩く距離だったりで、ストリートビューで実際に物件からバス停までの道を辿ることもある。
往々にして実際に生活するには車の必要性を感じるだろうなという結論が出るまでがワンセットだ。


どこの土地を調べるにしても、近場に学校があると嬉しい。
大抵の場合において、学校周辺は治安がいい(はずだ)し、活気がある(ような気がする)。
あと学校があるということは、かなりの確率で近くに図書館があるということでもある。
そうでなくても地元の人間なら学校図書館を利用することができたはずだ。

そんなこんなで色々と別の土地で暮らすことを想像して、最近特に思い浮かべるのは小高い場所にある家に住むことだ。
ふと窓に目を向けると街全体が見えて、日当たりのいい部屋がいい。
具体的に住みたい土地はまだはっきりとは思い浮かばないけれど、金沢あたりがいいなあ。
雪かきが必要だとは思うが、室生犀星の詩をもとに作られた合唱曲を歌った時から金沢という地に憧れがある。
伝統工芸に力をいれている場所でもあるので、休日にワークショップとかに参加したり。
平日の昼間とかに観光地を巡ったり。

どんな場所、どんな家で生活を送りたいかと考えを巡らせるのは楽しい。
実際は実家の自室から出ていないけれど、部屋を一人暮らし中の家に見立てて小物を入れ替え新しい家具を置くだけでも、思い描く生活と現実の生活が重なって夢見心地になる。

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