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福岡に天神という繁華街がありますが、ここのスターバックスでコーヒー飲みつつ作業をしていたときのこと。振動というか音というか、なんとも嫌な感じの〝波動〟が伝わってきて、『なに?』と思ってまわりを見渡してみたら、割と近くに座ってたチャラそうなあんちゃんの貧乏ゆすりでした。貧乏ゆすりなんてもんじゃなく、ほぼ「貧乏地団駄」でしたわ。

人には、いろいろな癖がありますが、今日はそのあたりのお話をさせていただきます。

変な癖を持っている人は出世できない

こういう貧乏ゆすりもそうですが、例えば髪の毛をいじったり、ペン回しをしたりして、イライラモヤモヤが軽減する体験をすると、人は無意識のうちにそれをストレスや不安の解消法として学習してしまいます。しかも、まわりに迷惑をかけていることを自覚してないことがほとんどで、なかなかやめられなくなってしまうのだそうです。

大物政治家や企業経営者などのエグゼクティブ層に対して、話し方や立ち居振る舞いの個人レッスンも手がけている大学教授によると、大物と呼ばれる人びとになればなるほど、他人に不快感を与える癖が直っている、つまりはそういう嫌な癖が存在しないのだそうです。

自分の癖に無頓着な人は、周囲の目にも無頓着な人と言い換えられるとのことで、「変な癖を持っている人は出世できない」と言っても決して過言ではないのだそうです。

ヘッドハンティングされてきた、とあるビジネスマンの例

都内のメーカーに勤務する、とある女性(27歳)の証言。最近40代の男性がヘッドハンティングされて転職してきたそうなのですが、その彼の癖にまわりは毎日イライラムカムカさせられているのだそうです。

その癖とは「ボールペンのカチカチカチカチ」。自分のデスクでの仕事中、会議室への移動中、打ち合わせや会議の最中などなど、いつでも所構わずボールペンをカチカチカチカチとノックしていて、その音を聞くたびにイライラムカムカしてるんだそうです。

その彼、いつも、なんだか落ち着きがなく、最近入社したばかりなのに仕事の進め方があまりにジコチュー。目上・格上の人たちも含め、職場の人から疎まれていると…。
こういう変な癖(まわりを不快にさせる癖)は、仕事に不安があったり自信が持てなかったりすることの「サイン」でもあるんだそうです。
それを逆手にとると、こういう癖が出ているときは「あぁ、こいつは不安なんだな、自信がないんだな」と理解したほうがいいとのこと。そうなんだと思えば、いい方向への手も打ちやすくなるかもしれません。

無くて七癖。直したい癖って、ありますか?

多かれ少なかれ、どんな方にも癖はあります。あるインターネット調査の結果、全世代、男女を問わず多くの方が自ら改善を望んでいる癖が「頭・髪を触る」でした。
緊張すると、つい髪の毛に手が伸びてしまうという方。幼少期に親から頭をなでて慰められた原体験によって、自分の頭を触ることで安心を得るという説もあり、なかなか改善は難しそうです。
この他にも鼻、耳、あご、ひげといった顔の一部を触るという方は多いようです。直したいと思った瞬間は「同じ癖の人を見たとき」。自分と同じ仕草を見かけて自戒の念にかられたようです。

それと、直したい「口癖」というのもたいへん多いようです。
「慌てたとき、指示を出すときなど、同じ事を繰り返し2回言ってしまう」のが威圧感があるから直したいという方。「語尾に〝っす〟など、特定の言葉をつけてしまう」という方。自分の真似をしている、自身のお子さんを見て、ショックを受けて直したいと思ったそうです。

周囲への配慮が足りない癖もありますね。
「遅刻癖」とか、「すぐにふてくされる」「舌打ちしてしまう」「気が短くてすぐ怒ってしまう」など、「性分」をあげる方も多いですね。
その他「食事のとき行儀がわるい」「貧乏ゆすりに代表される目障り・耳障りな癖」「なんでもかんでもすぐに拭いたり臭いを嗅いだりする」「なんでもやりっぱなしにしてしまう」「つい大きな声を出してしまう」「爪を噛んでしまう」「鼻をほじってしまう」などなど、いろいろとあるもんです。

人によっては、癖を通り越して迷惑行為にまで達しているようなものまでありますね。
癖は、意識して身につくものではありません。だからこそコントロールも難しい。ただ「人のふり見て我がふり直せ」と言いますが、常に周囲を観察しながら自己分析してみることは、自身のウィークポイント克服にはとても有効であると言えますね。

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