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以前、日本の「大きさ」についての記事を投稿したことがあります。

このときは、単純に「日本は意外とでかい」というサイズの話でしたが、今日は「経済規模」の話をします。

あなたの地元や生まれ故郷は「どの国と一緒?」

経済の話をする際、わかりやすいのはGDPかなと思います。
ご承知の通り、GDP(Gross Domestic Product)とは「国内総生産」のこと。一定期間内に国内で新たに生み出されたモノやサービスの付加価値の合計額となります。
ちなみに、日本企業が海外支店などの国外で生み出した付加価値は、GDPには含まれません。

ネットで拾った画像ですが、とても興味深かったので、ご紹介したいと思いました。
この図は、日本の各都道府県のGDPを、世界の「国」(一部地域名や都市名も混じっちゃってはいますが)の同程度のところと対照させたものです。

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作成年は不明です。世界には経済力が伸びている国も多数ありますので、今では少しは違っているところもあるかもしれませんが、だとしても、これらの国々をおよそ47個分束にしたくらいのGDPが日本にはあるのだということになります。
ちなみに図の中では、東京とメキシコが同程度とされてますが、2017年の日本経済新聞でもそのように報じられていたとのことでした。

東京都は世界16位の経済規模

東京はもちろん国ではありませんが、国にあてはめると世界16位になるのだそうです。
たった一都市の経済力としては、すごいものがありますね。

どうも日本にネガティブイメージを植え付けたい人びとが国内外にかなりいらっしゃるようで、そういう方向へ誘導したいんだなぁ、印象を操作したいんだなぁ、と思われるような記事等の情報もちょくちょく見かけるため、「小さい」「ダメ」「落ち目」みたいなイメージを持つ方は少なくありませんね。
ただ、こういう図を見ると、いかにでかい経済力を持つ国かということを、あらためて認識できるかとは思います。

アメリカと中国で世界全体のGDPの約4割

今年の4月頃だったと思いますが、野村證券のニュースサイトで「GDPたった2ヶ国で世界全体の約4割」って情報が出てました。調べてみたら、確かにそうでした。かなりすごい話です。
中国の統計は、信頼度が低いとよく言われますが、まぁ、だとしてもこの4割という数字はだいたいは合ってるでしょう。

こんなデータを見たことがあります。
輸出入の統計というのは、相手国があることなので、仮に輸入で嘘をついても、輸出側の数字の総和と照らし合わせてみれば、嘘は簡単にバレます。
中国の輸出入統計は、まったく数字が合いません。間違いないのは、どっちかが虚偽の数字を報告してるということになりますが、まぁ、こういう場合、普通は多いほう、でっかく見せたいほうが嘘ついてると見るのが妥当でしょうね。

ただ最近になって、エコノミストの予想に反して、中国が正直にマイナス成長になってることを報告したと驚かれました。だいぶ変化はしてきているようです。
きっかけは、やはり「コロナ」です。嘘をつかなくなったのか、つけなくなったのか、その両方なのか、「コロナ」の影響は、こういうところにも出ているわけです。


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