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星空が広告に変わるとき

「ねえ、おじいちゃん。空に星だけがキラキラ光ってたときって本当にあったの?」

30年後、おじいちゃんになったとき、もしかしたら孫にそう聞かれるかもしれない。

街にはいたるところに様々な広告がある。
紙の広告はその辺りにペタペタ貼られて、インターネットの世界にはバナーがペタペタ貼られている。

じゃあその次、広告の行き先は? 宇宙(そら)?

そのうち、純粋な星空は消えて、オリオン座がリンゴのマークになってしまったりするのかもしれない。

空を見上げれば、宇宙から地上に向け企業の広告がいたるところに、、、
星占いなんてその頃には無くなっているかもしれない。

ロマンティックに星空を眺めていた恋人たちは、どうするのだろうか。

でも悪いことばかりじゃない。
大災害が起こったとき、夜空に政府から緊急告知だってできる。

それでも、星空が消えるのは嫌だから、流星群や月食の日には広告は出さないようにしてくれればありがたい。

そんな時代が来るのかわからないけれど、もしかしたら来るかもしれない。

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