「正しい」より、「おもしろい」を選ぶ。
「キンチョールはどうして水性にしたんだ?」
「それは地球のことを考えて、空気をよごさないように…」
「つまらんっ!!お前の話はつまらん!!」
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たしかに正しいことを言ってるんだけど、つまらないってことよくある。
男あるあるかもだけど、女性の前で自分の知識を語りまくる男は、「すごぉぉい!お詳しいんですね!」と言われることは多い。
けど、その後ご縁が遠のくことも多い。。。
(何度失敗したことか・・あいたたた)
正しいことを言ったり書いたりしても、人の心って動かないものなのよね。
例えば、親に「勉強しないと、将来たいへんよ!」って言われて、
よし!やろう!!ってやる気になる子供っていないじゃん?
たしかに正しいことは言ってる。
だけど、心に入ってこない。だから勉強できないんだよね。
たぶんねそこに、『親自身の言葉』がないからだと思うのよね。
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その人の言葉を聞くと、重みを感じる。
言葉に責任が乗る。
リスクが乗るかんじ。
正しいことを語るのは、カンタン。
ノーリスクだし。
その人に責任が残らないもんね。
反論されたら
「私が言ったわけじゃないんだけどね。」
と、逃げることもできる。
反論、反対を受け止められるリスクを避けられることが、
僕の心に響かない原因なのかなと思ったりする。
自分でリスクをとることなく、
「一般的に正しいこと」を語るのは、
僕の心には届かないのよね。
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正しいことを言おうとしなくて、いい。
自分はこう思うって言えれば、いい。
そんな言葉が人の心を動かす勇気になる。
それは、特別な誰かではない。
誰にでもできることだと、僕は思う。
誰もが自分の言葉を持っていると僕は信じている。
自分でも気づかないうちに、
自分の言葉を心にそっと隠してしまっているだけなんじゃないかな。
冒頭のキンチョールのCMを思い出して。
正しいこと聞いておもしろい?
正しいこと聞いて、心が動く?
僕は動かない。
おもしろいほうが、たのしい。
おもしろいほうが、心が動く。
「こう言われている」より、「自分はこう思う」が、魅力的。
しょーいち
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