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インスピ読書~本を読んで、はじめて思い込みや我慢していることに気づいた~


今回、インスピ読書に応募してくださった千葉朝日さんに、お話を伺いました~。(色がついているところが、千葉さんの発言です。)



応募いただいた千葉さんは、漫画家さんです。


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どんな人なのかなって、Twitter拝見させてもらったんですよ。ほら、漫画家っておっしゃってたじゃないですか。めっちゃ濃いですよね。

え!ありがとうございます~。雑誌、webでやってたりしますね~。


結構長いんですか?

デビューしたのは長いんですけど、ちゃんとはじめたのは3年前からですね。


あれは実話が多いんですか?

実話ですね(笑)わたしのはなしをみんな聴いて~!ってかんじで、自分のことを書きたい、自分のことを言いたいんですよね。


なるほど~っ!だからなんかこう伝わってくるんだなあと思いましたね。

C:そうですか!?うれしいです!!壮絶な経験が多くて、元を取りたいなあと思って(笑)漫画になるならいっかって。


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ところで、本題なんですけど、千葉さんって、1日2冊ぐらい読まれるんですよね。

はい。今年からかんたんに、読んだ本のカウントメモしていて、カンタンにタイトル書いて。3月はあんまり読めていないんですけど、1月が110冊読んでいて。

ええ!!はやいっ!!
ジャンルは、ざっくばらんですか?

自己啓発書、ビジネス書読むのが好きなんですよね。意識高い系というか。だいたいエッセンスが一緒じゃないですか。だからさっと読めるんです。著者が違うだけで、その違いを楽しんでいるかんじですね。


なるほど。エッセンスは一緒だけど、著者によって見方が違いますもんね。言ってることは一緒なんだけど、語る角度が違うというか。

そうですそうです!


僕も読むのが速いって言われるんですけど、千葉さんのほうがめっちゃ速いです。速いのがいいってわけじゃないんですけど。僕の場合、読むのが速いって言われる理由は、全部読んでいないんですよね。紙の本で、パラパラめくって、目に止まったところを読むって感じで。もしかしたら、千葉さんもそんな感じですかね?

わたしは、キンドルで読むことが多いんです。最初は紙のほうだったんですけど、物をあんまり持ちたくないなあと思って。ミニマリストの本読んで、影響された部分はあるんですけど、キンドルに移行していきました。慣れましたね。紙の方が読みやすい本とキンドルのほうが読みやすい本があって。分類はよくわかんないんですけど。読みやすさが違うんです。


それってどういった本だったりします??具体的にあげられます?

感覚ですね、作者の語り口、フォント、みたいなとこですかね。こういう条件でいうのはないですね。


なるほど~。キンドルで買って、紙で買うってことありますか?

ありますね。逆もあります。紙の本を買ってキンドルでも買うみたいな。両方もって、著者に還元したいなあっていうのもあるんです。


なるほど!そういう視点ですか!!すごいなあ。。じゃあ例えばですけど、キンドルで読んで、これは紙で持ってた方がいいかもしれない、と思って買うことは?

私の場合は、好きだから買うって感じが多いですね。紙の本だとサイン会で、著者のサインがもらえたりするので、紙で買うっていうこともありますね。でも、実際キンドルが多いですね。移動中に本を読む、っていうのも、本が重いので、キンドルでよかったですね。


そうですよね~千葉さんはとくに、1日3冊も読むわけですからね、3冊持ち歩くのって大変ですし。

でもムラがあるんですよね、3月はあんまり読めてないんです。


その、千葉さんの「あんまり」って基準が人と違う気がするんですけど(笑)
あんまりの基準、教えてもらえます?

3月は、いま、10日じゃないですか。8冊、、1日1冊ぐらいですかね。


多いです多いです(笑)
周りに読書してるひと、多いですか?

いや、読まないですね~漫画は読んでるけど、ビジネス書読んでるっていうとえ!って言われますね。あ、でも母がすごく読書家ですね。母の影響が大きいと思いますね。


周りと話しは、合います?僕の感覚なんですけど、話がうまくかみ合わないんですよね。本読んでいる人と読んでない人って、感覚的にわかるっていうか。

わたしは読書の量が、多いんですけど、アタマが悪いなあと思っていて。メモしながら読むこともあるんですけど、字ズラだけを追っている本も結構あるんですよね。それが自分の中で蓄積されたか、知識と教養があるかないかってとくになくて。同じ本も繰り返し読んでて、それもカウントに入れています。


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今の話で言うと、何回も読んだ本ってなんですか?

年収90万円で東京ハッピーライフ (大原扁理さん)っていう本ですね。このタイトルのとおり、年収90万の人が週2日だけ働いてハッピーに暮らしている話なんですけど、めっちゃおもしろいんですよ。


書いてあることもおもしろいし、読みやすいんですよね。生活の仕方とか、考え方とか。考え方に軸があって、楽しそうなんですよね、とにかく。そのマインドを。モーニングルーティーンを意識するようになりましたね。マインドかな?考え方。具体的な行動をマネするというか、考え方を取り入れてる感じですね。朝だけじゃないんですけど、これうろおぼえなんですが、大原さんが天気がいいから散歩に行こうって散歩に行くんです。それでカフェに入ったりするんだけど、しっくりこない。なんでだろうと。それで気づくんです。こんなに天気がいいんだから、散歩しなくちゃいけないって思いこんだ行動だったことに。ほんとうは家でのんびり寝ていたかったんだ!って。こういう気づきがものすごくおもしろくて。


それは深いなあ。。。。

やりたくないことに関してのアンテナが研ぎ澄まされています。


なるほど、やりたくないことに気づけるのがすごいですね。人間って誰しも自分にウソをついてて、僕もそうなんですけど、そのウソに自分だけでは、なかなか気づかなかったりするじゃないですか。その自分に対するウソを自分で気づけるのってすごいなって思います。

世の中の人が脳死状態のまま、なんでもやっていることを、大原さんはいちいち、「ん?」って立ち止まって、自分で選び取っているんですよね。自分にとって快適な生活や考え方を、自分で考えて自分でこれだって選んでいる。それがいい。


なるほど、大原さんは千葉さんにとっての師匠ですね!

そうですね!!そうやって、師匠にしてる人が何人かいて。
pha(ファ)さん、という方も、師匠です。
京大卒元ニート、シェアハウス運営、いっけんアクティブなんですけど、
だるいだるいいってて、信条が無理をしない(笑)。文章も上手でおもしろい。

結構私自身、「わたしはもっとできる!」と自分を高く見積もってしまうんです。だから結構、衝撃的だったんです。だるいって言ってもいいんだって。大原さんもそうなんですけど、やりたくないことをやらなくてもいいんだっていう気づきがすごくて。


なるほどなあ。。。先入観がとれるんですかね?!

先入観をいい意味でぶち壊してくれるような存在ですね。私は、先入観がすごくあって。わたし多分、こうやって生きていきたいんだよね、というのが大原さんやphaさんの文章を読んでいて、見えてくる。許されるっていうか、これでいいんだっていうのを後押ししてくれるんですよね


心の底でほんとはやりたいなって思うことに、背中を押してくれるような感じなんですかね???

言っていいのかな、やっていいのかなと思っていることを、いや別にいいでしょって後押ししてくれる。そうだよね、ってそういうの言っていいのかな、やっていいのかなって感じていることって、自分で抑え込んでいて、気づいていなかったりしますよね。

自分の抑え込んでいる部分をしている人を見たり読んだり、「していいじゃん。なんでだめ?」って言う人を見て、はじめて自分がそういう思い込みを持っていること、我慢していたことに気づくっていうか。

言ってくれて言葉になっているものを見て、はじめて自分が言いたかったことやってみたかったこと、我慢していたことに気づくんです。


そう考えると、千葉さんの書いている漫画も、それが表れているなあって思いました。人がこうしちゃいけないと思っていること、我慢していることを漫画で表現してくれているというか。出してくれている気がするんですよね。

ほんとですか?できてますかね?わたし人に嫌われたくないっていう思いが結構強くて、結構自分で自重しちゃうところがあるんですよ。けど、それをあえて、ほんとにわたしが考えていることを素直に言わなきゃ発信する意味がないだろと考えるようになりましたね。いい人だけついてきてくれればそれで嬉しいかな。広くはウケないですけど、私が好きな人はものすごく好きなんですよね。
すごくニッチですよね。


なるほど、今上げてくれた2人の著者に、共通するものがあるなあ。作品に反映してますよね。色んな人の先入観外してると思いますよ!!

そうですかね?!そうであったら嬉しいですね。本を読むようになったのは、常に生きずらいなあというのがあって。本の中にヒントを探したいんですよね。この人わたしの言いたいこと言ってくれるというのを見つけると嬉しいじゃないですか。そのためにいっぱい読んでるみたいなところはありますね。それって、こんな生き方しても大丈夫なんだっていうのが大きいんですよね。そのためにいっぱい読んじゃうというか。


『言葉を探しに、本を読む。』みたいなのありますよね。僕もわかるなあ。だから内容がわからなかったり(笑)。自分の心を表現する一文に出会うために読んでいる。表現したかった言葉はコレだ!!!っていう出会いのために。本の楽しみ方が他の人とは違うなあって感じることが多々あって。千葉さんとは似てる気がします。自分にピンとくる表現や言葉を探しているっていう読み方ですよね。

そうですそうです。だから、本の読み方が違うんですよね。だから読むの速いんだと思いますね。ちゃんと読んでないというか、ちゃんと読んでるのかな(笑)


読んだような話、はできるんですよね。小説の内容を言えないけど、ここの部分がちょー感動したっていう心の底からの声は出せるので。読んだ風な話はできるというか。感動ポイント、おもしろポイントは話せる。

あ、そろそろ時間ですので、この辺で(笑)


いやーーめっちゃ楽しかったです。普段まわりが漫画家ばかりで、そういう人以外と話すのって、楽しかったです!!ありがとうございました。


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今回は2時間にもわたる語り合いインタビューになりました(笑)

なので、だいぶ内容は端折っております。


千葉さんは、とっても読書家で、自分の中の追求心がとても強い方でした。自分と似てるなあと思う部分も多々あり、楽しい対談になったなと思います。

こんな感じでこれからも色んな方をインタビューしていきたいと思います!


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しょーいち

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