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#短編

ふりかえるとよみがえる

ふりかえるとよみがえる

僕は友達が飼っていたカエルをこっそり逃した。
友達は怒って僕に飛びつき、大喧嘩になった。
でも、悪いのはあのカエルに針を刺していじめてたアイツの方だ。
仲直り出来ず、僕は喧嘩のことを頭の中でぐるぐる考えながら家に帰る。

ゲコッ

足に変な感触がした。
足を上げてみると潰れたあのカエルがいた。

「やっちまった…」

視線を感じ後ろを振り返るとそのカエルがじーっとこっちを見ている。

ゲコッ

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サラダバス

サラダバス

「サラダバス」

いつものバス停に並んでいると決まってこの男が隣に来て「サラダバス」って呟く。
俺が待っていたバスに乗り込むもんだから、俺は気味悪がって一本後のバスに乗るようになった。
そいつが最近の俺の悩みである。

来る日も来る日も男は必ず俺の横で「サラダバス」と唱えてバスに乗る。

あんまりにも怪しいから一度だけ声かけてみた。

「あの、サラダバスって何ですか?」

すると男はゆっくりと向か

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正しさの味方

正しさの味方

今にも飲み込まれてしまいそうな暗闇の中、ぼんやりと薄ら明るい街灯が立っている。
等間隔に立てられたその街灯の中には、今にも消えそうに点滅しているモノもあり、不気味さを増している。

そんな場所に似つかわしくない10代くらいの少女が街灯の灯りを頼りに歩いていた。
少女は自身と同じくらいのサイズをしたバックパックを背負い暗い夜道を街灯を頼りに進む。
恐怖をグッと堪えるその表情は眉間にしわをよせ歯を食い

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