見出し画像

今更ではありますが…「ミッドナイトスワン」について

草彅剛ファンにとって、もちろん剛君にとって、とても大事な作品となった映画「ミッドナイトスワン」

剛君が映画で「トランスジェンダー」を演じると最初に聞いたとき、びっくりしたし、結構骨格からして男っぽい…というかゴツゴツした彼がやるんだという意外性も感じました。(そこがまた女性になり切れない哀愁を醸し出すのだろうと思いますが)

まさかこんなに大きなターニングポイントのお仕事になるとは…

https://midnightswan-movie.com/ (公式サイト)

グロいシーンも正直ありますので、皆さんに「ぜひぜひ」と大きな声ですすめられる作品ではないのですが、それを差し引いても素晴らしい映画であることは間違いないです。

あらすじは、トランスジェンダーとして半ば捨て鉢にゲイバーのショーで白鳥の湖を踊り、一人暮らしを続ける凪沙(草彅)

そんな彼のもとに、母から虐待を受けている親戚の子供・一果(服部樹咲)を引き取ってくれないかと打診が来て、いやいや引き取ることに…しかしいつしか母性が目覚めた凪沙は、一果が関心を寄せた「バレエ」を習わせようと決心します。

どうっすか?このyou-tubeの慈愛に満ちたつよぽんの顔(笑)←ファンの身びいきww

バレエでメキメキと頭角を現す一果と凪沙は,、次第に心を通わせるようになります。凪沙も女性として生きたいけれど、親には認められず、一果も母の愛に飢えていた…孤独な魂同士が惹かれ合うというわけです。

凪沙は、自分ではかなえられない夢を一果に託したとも言えるでしょう。ついには海外でバレエを踊るようになる一果ですが、その華々しい活躍の裏には、彼女を支える人たちの犠牲もあるんだな…と私は感じずにはいられませんでした。

画像1

一果に踊る楽しさを教えた張本人ながら、怪我によってバレエの道をあきらめざるを得なかった「りん」彼女の生きざまは一果と正反対。
裕福な家に育ちながら、親の愛は感じられないまま、孤独な人生を歩んできたりん、彼女の晴れ舞台(バレエでソロを踊る場面)、あんなに美しくて悲しい踊りを私はいまだかつて見たことがありません。

まさに映画マジックですが、内田監督が用意したりんのステージには、涙があふれてあふれて…この作品の一番の見せ場といっても過言ではないと(個人的には)思っています。(写真見つからんかったなぁ💦)

内田監督はそれまではインディーズの監督であって、まさか自分の台本を草彅君や飯島マネージャーが取り合ってくれるとは思っていなかったそうですが、ホントにその辺の飯島さんの先見の明というのかな?きちんと向き合って、この作品に剛君が出るべきとジャッジした審美眼がさすがだし、名マネージャーといわれるだけあるなと思います。

この映画きっかけで(多分)剛君の大河出演も決まったのでしょうし、ついに!来年はファン念願の民放ドラマ主演が決まりました。

スマップが解散して…もうそんな日は来ないかもと思っていましたが、ファン悲願のですよ、実に…。日本アカデミーで、ミッドナイトスワンが作品賞を獲り、剛君が最優秀主演男優賞を獲った日のことを、ついこないだのように思い出しますが、テレビの前で固唾をのんで見守っていた私は、思わず「わぁ~~!」と叫び、泣いていました。

雨だれ石を穿つ、という言葉もありますが、それをしみじみ感じたニュースでした。ありがとう!NHK、カンテーレ(^^)/





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?