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【データでみる地域のキホン:2】政令市別/人口ピラミッドのコブはいつ無くなるのか?!【前編】

神門くんとの合同連載企画、二回目は人口ピラミッドの時系列変化を政令市10都市を対象にみていきます。がとてつもない情報量でもあるので、前編後編の2回に分けて配信させていただきます。

神門崇晶(かんどたかあき):小樽商科大学4年生(休学中)。札幌北高校を卒業し1年間の浪人生活を経て、小樽商科大学に2019年に入学。同年11月に「カレーパンドラ小樽商大店」をオーナーと共にオープン。コロナ禍により同店を休業し、2020年にYoutubeチャンネル「おたる再興戦略室」を開設。これをきっかけに、2021年4月からは札幌の過去・現在を紐解き、未来への提言までつなげていく「札幌解体新書」の学級委員長を務める。また、2022年1月からはえぞ財団で「北海道経済入門」を連載中。
https://note.com/ezozaidan/m/md48d9b45038c
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さて、前回は日本全国の人口ピラミッドから、団塊世代・団塊ジュニアのコブがなくなるタイミングを見ました。

今回からは、政令市と全国推計の人口ピラミッドを比較して見ていきます。

言わずもがな、各都市における人口構成や人口動態は全国推計とは異なってきます。なので、全国と各都市間では「コブの時間的ズレ」が生じるのです。このズレが生じると、各都市は日本政府の対応に追従していてはいけません。政令市20都市の人口ピラミッドを、全国推計と比較しながら2回に分けて見ていきましょう。

ただ、国立社会保障・人口問題研究所によると、全国推定の数値は2065年までありますが、各都道府県各市町村の数値は2045年までしか扱っていないようなので、その年までの比較になります。(せめて政令市は2065年まで出してよと思いますが、見たくない未来は見ないのでしょうか...。困ったもんです)

以下のグラフは全て「日本の将来推計人口(平成29年推計)」(国立社会保障・人口問題研究所)(https://www.ipss.go.jp/pp-zenkoku/j/zenkoku2017/pp_zenkoku2017.asp)とRESASのグラフを引用・加工して作成しています。

2020年から2045年まで全ての人口ピラミッドを見ると情報量過多になってしまうため、2020年・特徴的な形の年・2045年、の3つのピラミッドを見ていきます。

それでは、札幌市からまずは見ていきましょう〜!!

1.札幌市

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