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豊田章男氏によるマスコミへの「なぜ給料があがらないのか」が示す真実

毎年毎年、春闘はどうなるのか、ベースアップは?という質問ばかりされていることに嫌気が指したのか、豊田章男氏が正論で返しています。

特に以下の文章が重要なところですね。つまりトヨタ自動車などの大企業に勤務している正社員向けのベースアップとかだけでなく、その関連企業、下請け企業で働く様々な人達に対してまでどこまでいい形で給与アップが実現できるのかを考えなくてはならない。

と同時に、マスコミもすぐに大企業向けに質問するけどベアをおこなったところで褒めるわけでもなく、すぐに大企業だけみたいな批判を短絡的にするだけで、それがどこまでに影響を与えることになっているのかという調査をするわけではない姿勢に苦言を呈するのはそのとおり。

日本全体の「賃上げ」を達成するためには、この(労働人口のうち「賃上げに関する話し合いの場」に立つことができていない)70~80%の人たちに、どう影響を与える活動をしてゆくか、ということだとわたくしは考えております。

正直申し上げまして、継続的に昇給している会社って、かつて(マスコミから)褒められたことがありません。メディアの皆さんも、年始の賀詞交換会から「今年の賃上げはどうなりますか」、だとか、あとは「どこが満額か」、「そうでないか」という報道ばかりになります。この点について、マスコミ各社もぜひ「動き方」を考えていただきたい。

実際にトヨタグループお膝元である愛知県の属する中部圏は給与があがらない日本において例外的に給与が上がり続けている地域です。年収は住むところで決まるではないですが、日本において給与アップが継続的に実現されたいならば中部圏に住めと言いたくなるほどです。そのあたりをかんたんに整理しておきたいと思います。

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○ 愛知県と東京都の平均給与推移

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