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DXは担当部署ではなく、トップマネジメントがまず対応しなくてはならない〜拝啓社長様、まずはご自分でお使いください〜

DXだなんだと盛り上がっていますが、基本的にはそれは「経営戦略」の一つであるという理解がないと話になりません。別にデジタル化、ネット活用というのは手段であって、結局のところは経営のパフォーマンスを向上し、商品サービスの競争力を増すものでなければならんわけです。

行政におけるDXも同様に、省力化によって職員リソースを作業的ものから、可能な限り企画であったり、人的リソースでなければ解決できない問題解決対応に割くことによって、行政サービスの向上に資するものでなくてはならないわけです。より少ない資源でより多くの社会サービスを提供する必要が行政にもあるからです。

がしかし、民間でも行政でも「DXだ」とか言っているトップ層も、結局の所はなしをきけば自分で日頃から仕事に効果的に新たなネットベースのサービスであったり、システム化を活用していなかったりするわけです。でもって掛け声だけで担当役員だの担当部署、担当者を決めて任せるというような具合なのですが、それで本当に組織全体を横断する新たな経営戦略レベルまで落とし込まれるものになるのでしょうか。

○ 作れる必要はないが、使わないとわからない

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