いよいよ日本語では国際潮流がわからなくなる時代がきた〜深く残る「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の後遺症〜
日本は世界的にもまれに見る翻訳国家と聞いたことがありました。
世界有数の市場になってからは、世界企業はこぞって対日本市場に向けて商品を投入するようになり、日本にいるだけで世界のトレンドを見ることも可能になりました。ただそれは戦後経済成功してからの40年程度で終わろうとしているようです。
昨晩、VoicyFESで対談したこんまりさんの旦那でもある、川原さん(たくみん)と話している中で、すでに日本市場をスルーしている(つまり日本では放映されない)コンテンツが多くなり、世界上位のコンテンツと日本上位のコンテンツが合わなくなっているという話をきいて「あーもうそうなってきたか」と思うところです。
人口減少と共に、高齢化も進んでトレンドや新たなものを取り込もうとするような貪欲さもなくなってきていることもあるのでしょう。反応が悪い。さらに日本が世界コンテンツに対して金払いが悪くなったことで、「もう日本市場には出さなくていいよね」ということになっている。
日本人として日本に住み、日本語だけを話すだけでは世界の情報、潮流を読めなくなっていくという、ガラパゴスニッポンになっていくというのは、なかなかもって危機感を持つところです。
○ 翻訳を読む人、原著をたどる人
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