オンラインセミナー/プレゼンを劇的に変える5つの工夫
この半年ほどでオンラインでの打ち合わせなどが増加するとともに、オンラインセミナーなど講演やプレゼンといったものもオンラインで画面越しに行うことも増加してきています。が、意外と今までのリアルな場での講演やプレゼンといったものと、オンラインとの違いをあまり意識せずに行ってしまっている場合もあるのです。
しかしながら、その間には決定的な違いもあり、配慮しないと全く相手に伝わらないものになったり、充実感のない内容になってしまうのです。
私がオンラインでの会議などを初めて経験したのはちょうど20年ほど前、1999年のことでした。東京と沖縄をつなげた公開フォーラムやったことが最初で、全国の商店街との会議をNTTグループさんと提携して専用端末で行ったりしたのを思い出します。当時はまだISDN回線を活用したテレビ会議というのがせいぜいで、今のようにどこでもブロードバンド接続ができて、さらにスマホなどにアプリケーションを入れれば簡単に話ができるという代物ではなかったのです。特に当時は遅延が激しくて、こちらが話をして、それが相手に配信されて、また戻ってくるという時間を意識しながら会話を進めないと、全く噛み合わなくなってしまうということが多々ありました。ほんとなんか昔のテレビの海外との中継みたいな感じでした。
でもって、当時からすれば今はめちゃくちゃ高度化して便利なのですが、むしろだからこそ、オンラインコミュニケーションを前提としたセミナーやプレゼンで意識すべきことを無視してしまって、今まで通りのリアルバージョンのやり方でやってしまう場合も多くなっているようにも思います。
私はこの5年間、AIAなどの仲間を中心にした都市経営プロフェショナルスクールというのをディレクションしていますが、そこでもeラーニングを座学の中心に置いています。まさにオンラインでのセミナーを多くの講師の人にやってもらい、さらに受講生はそれをもとにレポートを提出したりするのですが、それらに必要なシステムも独自に組み立て、運用してきています。すでに300人以上の卒業生を排出してきている同スクールでも、まさにこのオンラインセミナー、プレゼンで意識すべきポイントを反映し、バージョンアップを繰り返してきています。
けど、それだとなかなか伝わらないんですよね。ということで、私として感じる5つの制約と、その対策について整理していきます。一応それぞれに経験とともに、客観的な研究などの情報があってそうしているので、そのあたりも含めて理解してもらえればと思います。
時間の制約 15分が鍵を握る。
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