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未来の基礎体力づくりのために私は運動する

ここしばらくの暑さで夏バテモードかもしれない。どうにも、十分に寝たはずなのに身体から疲れが抜けない。今朝は比較的涼しく、まだ雨も降り始めていなかったが、朝のウォーキングができなかった。

ウォーキングできない代わりに、ラジオ体操の回数を増やしたりして、運動量は維持しようとしている。でも、夏バテが酷いのか、筋トレまで元気が出ない。

私が必死でほぼ毎日、歩いたりラジオ体操したり、ときどき筋トレしたりしているのは、若い頃から身体を動かしていた人と、身体を動かさずにサボりまくっていた人の末路を両方見ているからだ。

自動車という文明の利器に酔いしれて、ほんの数百メートルの移動も常に車を使っていた人がいた。

30代、40代で筋肉量が少なすぎることを健康診断で指摘されていて、歩いたり腹筋などの筋トレをしたりするように指導されていたが、他の数値は異常がないから大丈夫と、何もしてこなかった。

そのツケは60歳後半で急に出てきた。腰痛や関節痛がひどくなり、70を過ぎた今は歩くのにもかなり難儀しているらしい。腰痛は話を聞いていると、背筋と腹筋の支えがないことで背骨に負担がかかりすぎていることが原因のようだ。

翻って、90代後半で亡くなった祖母は働き者で田んぼや畑の仕事に精を出していた。祖母は田んぼ仕事を叔父夫婦に任せるまで、村中に点在している田んぼを歩いて回って面倒をみていた。

義母は90歳過ぎて、今年の3月に風邪での体調不良から寝たきりになった。医師には今年いっぱいもたないかも、と宣言されていたが、数ヶ月がたち、リハビリで奇跡の回復を見せて歩けるようになってきた。義母もスポーツウーマンだったから身体が丈夫で基礎体力がある。

90を過ぎても元気に歩いていた祖母や、医師も匙を投げた完全に寝たきり状態から回復した義母を見ていると、若い頃に培った基礎体力がどれほど大切なのか、ということがわかる。

祖母も義母も、90歳を過ぎて元気でいられた要因の一つに、元気な足腰があることは間違いないだろう。

70歳ちょっとで腰痛がひどくて、時に起きられないほどの激痛に襲われている人は、祖母や義母のように90歳まで元気で歩き続ける、ということはないだろうと予想できる。

将来的に比較的早い段階で介護生活に突入しそうな予感がする。

両方を見比べた時に、自分自身がどうなりたいのか、と考えると言うまでもないだろう。できる限り家族や周囲に迷惑をかけないように、最後まで自分の足で歩き続けられる人生でいたい。

そう思うと、今から、少し頑張って身体を鍛えて丈夫にしておいたほうが良いだろうと思うのだ。

90歳や100歳まで長生きしたいか、と考えると、そこまで生きなくても良いような気がするが、基礎体力不足で長年寝たきり、というのだけは避けたい。

体力は一朝一夕では身につかないものだ。毎日の少しずつの積み重ねを大切に日々を送っていきたい。


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