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暑さにやられた日

完全に暑さにやられたらしい。

一昨日、朝起きてからいつものウォーキングに出かけた。家の中から外に出た時に、前の日までとは違う、妙に思い暑苦しい空気だと感じた。

気温28度、湿度70%。

でも、いつも歩いているから大丈夫だろう。そう判断して、紫外線避けパーカーとトイレの便座みたいな首の保冷剤、水筒、ハットを完備して、塩分補給タブレットを2つ口に放り込んで歩き始めた。

しかし、長袖を着ていても、服の上から容赦なく照りつける日差しが肌を焼くのがわかる。紫外線での肌のダメージは無いだろうが、赤外線による温熱効果で皮膚表面の温度が上がっていく。

口や鼻から息を吸い込むと、吸い込んだ空気の温度と湿気で体内にダメージが蓄積するのを感じる。ぬるくて湿っている空気を吸い込むことで具合が悪くなりそうだ。

気温25度までなら、歩いて上がった体温を吸い込んだ空気で肺から冷やしてくれる感じがあったが、その日は息を吸っても肺の中の温度が全く下がらない。

気温28度なら体温よりも低いはずだが、それでも身体が吸った空気で冷やされる感じがしない。

それでも、頑張れ、と思って少し無理をして歩き続けてみる。こまめに水筒の麦茶を飲みながら歩いていたが、20分ほど歩いたところで、急に体内から水分が失われるような感覚に襲われて、頭がくらくらする感じが少しした。

多分、塩分切れだ。念のために家を出る前に塩分タブレットを2つ食べてきたが、それでは足りなかったようだ。塩分のあるものは持ってきていない。

ところが、冷静な判断力を欠いてしまったのだろうか。いつものルートを歩ききってしまった。頭がくらくらした感覚があってからさらに20分だ。

家に帰って、シャワーを浴びて、朝食を用意して食べる。身体の暑さが取れないので、凍らせてあったひとくちシャーベットを2つほど口に放り込む。

それでも、体の芯にこもった暑さが取れない。

結局、その日は1日中、クーラーをつけた部屋にこもっていたが、なんだか体調が回復しなかった。いつもの歩いて感じる疲れとは違うだるさが抜けない。

軽い熱中症を起こしていたのかもしれない。

いつも歩いているから、しっかりと体力作りしているから、と少し過信しすぎていたようだ。慣れない暑さと日差しには気をつけなければとつくづく思う。


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