東北紅葉ツアー2023①津軽藩ねぷた村と弘前公園の紅葉ライトアップ2023
(訪問日11/3)
前途多難な旅立ち
やっちまったな。せっかく買ったPixel Watch2 の専用充電器を持ってくるのを忘れてしまった…。「持っていくものリスト」にはちゃんと追記しておいたのに最後の最後でそのリストの完了チェックをするのを忘れたバカー。
現地で充電器購入しようかと思ったが4800円もするみたい。次世代Watchでもこれを使うかわからないし、もう仕方がない旅行の後半はスマウォなしで過ごすか。(けっきょくなんとか次の日の夜まで持ちこたえてくれた)
新幹線eチケットとかをこっちのモバイルSuicaに入れてたら悲惨なことになっていた。あまり知られてないがモバイルSuicaの類は、そのデバイスに電源が入っていないと使用できないはず(今は変わったかな?)
🚄🚄🚄
Tabi-CONNECT
新幹線の座席の後ろに挟んである広告雑誌でTabi-CONNECTというサイトが紹介されているのを知っている方もそれなりにいるだろう。
長野行く時にもちょっと利用してみた。今回つらつら見ていて「ひろさきまるごと観光クーポン」なるものを見つけた。弘前公園あたりの各種観光スポットの電子チケットをスマホに入れられてお得に回れるようだ。ほほお、けっこうこういうの好きなので入れてみた。
そうこうする内新青森駅到着。しかし暖かい。あまり紅葉もしていないかも。途中の盛岡駅近辺はほとんど色付いていなかった。例年なら11月はもう東北に雪も降り出す頃なのに。
例によって歩く。途中で明日利用する弘前バスターミナルの場所も確認しておきたい。
この人だれだろ? Wikipediaには木花之佐久夜毘売(このはなのさくやびめ)と出てくるな。全国で祀られるけっこうメジャーな神話の神様なのか。
で、途中でおいしそうなジェラートも売ってるお菓子屋さんを発見。
パティスリー・ル・ブルジョン
そういえばこないだも青森でりんごのジェラート食ったな🍦
ダブルが断然お得のようだ。ひとつは抹茶にしようかと思ったら、ストラッチャテッラなんてのが目に入った。初めて聞いたけどジェラートの定番?らしいのでそれを選ぶ。注文する時口が回らなかった…。すとらちゃとらてろくだちゃい? それとごまチョコ。うまうま。
商店街を歩けばこんなものも。ななとくんもう大きくなったかな。
今日のお宿はドーミーイン弘前。荷物だけ預けておく。何時チェックインで予約してたか忘れたがフロントのおねえさんは15:00からチェックインですと言ってくれたのでそれでOKみたいだ。
弘前れんが倉庫美術館
宿からはすぐそば。まずはこちらを再訪。半年ぶりか。
企画展は「松山智一展:雪月花のとき」
存じ上げない方だ。わたせせいぞうっぽいかな。さすがにもう彼のイラストもあまり見かけなくなったな。
と思ったらこんなのはあるんだ。新作描き下ろし?
美術館を出て前回オーダーストップで断念したお隣のカフェで遅い昼食。
ランチセット。スパゲティはもうひとつだった。しいたけ入ってるんだもん🍄
15時になったので一度宿に戻り一休み。ちょっと寝てしまった。慌てて起き出して弘前公園へ向かう。
津軽藩ねぷた村
ライトアップまで時間があるのでその前に公園のそばにあるねぷた村とかいうところに行ってみた。「ひろさきまるごと観光クーポン」に入っていたので来てみた。こんなところがあるとは知らなかったな。公園広いしね。
館内に入るとねぷたの由来などをていねいに生解説してくれる。最初はお客さん私ひとりだったのに。
ねぷた、ねぶた、どっちなんだよ?と思うよね。由来は精霊流しみたいなやつで夏の疲れやら災を川にみんな流しちゃうから、そこからくるねぷたも毎年一度破棄して作り直す流れらしい。伊勢神宮にしろ、日本の文化は常に壊して更新していく伝統なのかな。バージョンアップはしないみたいだけど。
で、夏バテで疲れるから眠くなる、眠いを弘前ではねぶいといい、それがねぶった、ねぷた…みたいになったのでは?と(諸説あります) ねぷた、ねぶたどっちでもいいようだが、県内でも地域によってねぶた派とねぷた派があるそうだ。民俗学的におもしろいね。
弘前のねぷたの特徴は扇形で、表は武将の戦い、反対側は美人画(男性だったりすることもある)とのこと。
ワ・ラッセにはこんな美人画は、なかったと思うので説明のおねえさんにきいてみた。
「あのおんなの人誰ですか? わたしワ・ラッセにも行ったことあるんですけどああいうのは見なかったんで」
はっ? もしかしたら対抗意識で青森市のワ・ラッセの名前を出したのはまずかっただろうか?
「なに? ワ・ラッセだと!? 貴様さては青森市の回し者かっ?!」とかいう「翔んで埼玉」展開が一瞬脳裏に浮かんだが、おねえさんはあっさり
「あ、(足を運んでくれて)ありがとうございます!」
と反応してくれた(当たり前だよ)。
でもあの美人画が誰なのかおねえさんもはっきりとはわからないみたいで諸説あるらしい…。お召し物からして中国の人がモデルなんだろうけど。
中国といえばあとから来た別のお客さんに別の係の方が説明を始めた。彼らはどうも中国の方らしい。中国語解説もするのね。原稿の紙を読んでいたし、ガイドの方は日本語Native で別に中国人の方を雇っていたわけでもなさそう。中国語ってかなり発音難しいのにすごいな。頑張ってるね。
最後に津軽三味線の生演奏が聴けた。つかみのトークで「今年は猛暑でりんごも間引かなければならなくなり収穫は減る見通し、でもその分糖分は集中するのでおいしいよ!」と。ボジョレーヌーボーみたいに「ここ数年最高の出来!🍏🍎」と毎年言ってるんだろうけど。
津軽三味線が独特なのはバチで本体を叩いてバッチンバッチンうるさい音を出す。ドラム代わりか? あと、弦を押さえる指も動かして更に音を重ねる多重演奏。つまりはひとりトリオができるということなのかな?
ちなみにその辺の話は前回訪問時のここでも聞いた。
弘前公園ライトアップ
ついに弘前公園。紅葉の時期はライトアップもおこなわれる。前回来たのがもう6年前。この時は雨で寒くてけっこう辛かった。今年はそのリベンジなのだ。
夜しか来なかったのでよくわからないが全体の色づきはやっぱりもうひとつじゃないかな。また桜の時期よりも早仕舞ね。本丸天守閣も17時で終わっちゃってせっかくの「まるごとチケット」が使い切れなかった…。
と思って意気消沈していたら長い行列に遭遇。なんの列?と聞いてみたら植物園だとか。今夜は20時までやるんだと。おおこれで元が取れるせこいですかそうですか。
これ写真撮った時は暗くてわからなかったんだが、鳳凰?と龍?の金枠をこさえて菊で肉付けしていたようだ。
菊まつりというのもやっていて、これもなかなかだったね。
うん、じゅうぶんリベンジできたかも。
ねぷた、ねぷたー? 誰でもこういうおやじギャグは思いつくものなのね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?