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残暑の倉敷広島ツアー2024④ひろしま美術館

からの続き


醜態

新神戸?!

あ〜あ、またやっちまったよ(私は山手線とか未だに目的駅まで逆回りに乗ったりする)。岡山から新幹線移動だったが、うっかり東京行きに乗ってしまった。自由席にしたから列車の確認とかちゃんとしなかったのよね。

いや、正直に言えば東京行きの新幹線とわかって乗ったのだ。つまり岡山と広島と東京の位置関係を完全に誤解していた。行きはみんなすっ飛ばして飛行機で来たしね! 混乱するよね? ね!?(地理とか昔から苦手だったのよ…)

乗っていてな〜んか変だなと途中で気付き、おいらいったいどこにいるんだ??と確認しているとアナウンスが「次は新神戸〜」😱
倉敷と岡山を間違える以上のタイムロスだ。バカバカバカ…。

おー去年の夏肉食ったANAクラだ♫(ヤケクソ)


そして広島駅

読めねえ?(「広島駅弁当」だよね)

新大阪もそうだけど西日本はどうも新幹線の駅にクルマ飾るね。新大阪はDAIHATSUだったか。でも名古屋駅にトヨタ車はあったかな? JR東海だから? 浜松駅にフリーピアノはあるが。

やっと着いた広島のクソ暑いこと。今日のお宿はグランヴィア広島。JR系列の高級ホテル。グランヴィアは京都で利用したのがよきおもひで。

駅直結なのでこの暑い中歩かずに助かる。荷物を預けてひろしま美術館へ。

三十年近く前に来た時は、広島駅のこっち側(新幹線口)はほとんど何もなかった記憶が…。変わったものだそりゃそうか。

広島駅からバスで20分くらいかな。そんなに離れてたっけ。前回(9年前か!)来た時はタクったと思う。

ひろしま美術館

入口前にこんなものが

シールがもうなかったようなので貼らなかった。これインバウンドは考えてないんだな。そっちの方が興味ある。

各国語記載はムリだけど

Where are you from? Outside Japan? If so, please put a red round sticker here 🔴🤏.

とか付ければいいのに。実際、私の隣でチケット買ってたおにいさんは韓国人ぽかったハセヨ。

アントワーヌ・ブールデル
《果物を持つ裸婦》 1906年

美女がお出迎え

エミリオ・グレコ
《ラウラ》1973年

写真撮影可能!

お!撮影可能だ。最近ほんと多くなってきた。撮影をいっさい許可しない大原美術館はやっぱり固いんだなあ…。ま、それはそれでよいけど。

入館。中央にそびえ立つのはお尻が素敵なマイヨール🧜

アリスティド・マイヨール
Aristide MAILLOL (1861-1944)
《ヴィーナス》1918-28年

ツヤツヤしてるから、スケベ顔でおっぱい撮ってる自分とか映り込んでたらマヌケだなあ(うっすら影が…?)。

この美術館は配置が変わっていて、円周上に展示室がグルンとある🌀  チラッと見えたのはピカソの部屋かな。いや近代西洋絵画コーナーみたいってかどこもかしこもそうか。

その前に、各部屋間の壁にも絵が飾られている。

パブロ・ピカソ
Pablo PICASSO (1881-1973)
《母子像》 1921年

この頃のピカソがいちばん好きだね👶 いつでも母と幼子は最強!


展示室へ。

ここのへんのピカソはあちこちで見たことがある。全国引っ張りだこなんだろう
アンドレ・ドランAndré DERAIN (1880-1954)
《風景の中の裸婦》1925-26年

展示室に入るとピカソとかもズラリとあったけど最初に目を引いた作品。岩?土?の地べたに裸のおねえさん座らせてる。なんだこれは? おねえさんデカくね? 女神には見えんが神話的要素を込めてる?

ドランってどんな人だったかな。

フォービズムに分類されてマティスなんかの仲間なのか。

別室へ

フィンセント・ファン・ゴッホ
Vincent van GOGH (1853-1890)
《ドービニーの庭》1890年

この美術館でいちばんの呼び物だよね。これバージョンが二つあるのは有名な話。両方飾る企画展があったような気がしたが勘違い。京都の「えき」で展示され、スイスバージョンはパネルかなんかあったんじゃなかったか。

こんな記事も

スイスバージョンにはいて、本来ひろしまバージョンにもいたはずのネコちゃんが塗りつぶされているそうだ。誰が、なぜそんなことしたのかは今もって謎らしい。

原田マハさんがこの絵をもとに短編小説を書いてるらしい。読んだことないが猫の謎について書いてるのかニャ?

なるほど、ここに猫がいたんだ🐱

たしかに周りと色が違う。消しゴムマジック使えばいいのにね!


ポール・ゴーギャン
Paul GAUGUIN (1848-1903)
《真珠のついた偶像》1892-93年

真珠じゃなくて背中に女の人が取り憑いてるよ。なんかもう特級呪物…。


カミーユ・コロー
Camille COROT (1796-1875)
《花の輪を持つ農婦》 1869年頃

「コローのモナリザ」と呼ばれるかの名作と同じ民族衣装を着ているね。この人はなんかムッとした表情だけど。「あたしのこと美人に描きなさいよ!」?

ジャン=フランソワ・ミレー
Jean-François MILLET (1814-1875)
《夕陽》1867年頃

↓浜辺からニョッキリ生えてるこれなに? 人の頭にしか見えないんだけど? 岩に草が生えてるの? まさに草生えるwwwww?


エドゥアール・マネ
Edouard MANET (1832-1883)
《バラ色のくつ(ベルト・モリゾ)》1872年

ベルト・モリゾの立ち姿の肖像は他にも見たことあるがこういうのもあったんだ。

ベルト・モリゾ
Berthe MORISOT (1841-1895)
《若い女と子供》1894年

その描かれたご本人の作品。これはマネおじさん手伝ってるのかな。

エドゥアール・マネ
Edouard MANET (1832-1883)
《灰色の羽根帽子の婦人》1882年

当たり前だけどマネはパステル画も上手だよね。「マネ展」の時に「日本でマネはあまり人気がない(所有している美術館が少ないない)」とか企画した学芸員さんが嘆いていたが、じゅうぶんおしゃれでいいじゃんね。私はモネ(睡蓮大杉)より感じ入るものが多いのだけど。


アメデオ・モディリアーニ
Amedeo MODIGLIANI (1884-1920)
《男の肖像》1919年

写真が斜に歪んでいるのは、正面から写すとどうも後の照明だか日光の反射だかが映り込んでしまうのでそれを避けたため。

失敗例w

部屋に入って正面に置かれた作品がこうなりがち。一番に見て欲しいものを中央に置いてるんだろうけど、写真撮影には不利であった…。

でも歪んだ構図はよりモディリアーニっぽさが出てるかも。

これは晩年の作。といっても三十半ば。この時点でほぼ神の境地に辿り着いてるように個人的には感じる。毎度書いてるがこの後の展開も見てみたかったな。どう進化あるいは深化したんだろう。


ポール・セザンヌ
Paul CÉZANNE (1839-1906)
《座る農夫》1897年頃

座っている人の絵って個人的になんか好きなのよね。派手なポーズとっているよりもむしろ外見に惑わされずよりその人のことが見えてくる(気がする)。

ただセザンヌの場合それは人柄がより滲み出す…というわけではない。セザンヌはモデルの人格なんてあまり気にしていない気がする(気がダブっちゃった)。周囲が知るその人のキャラはしょせん上っ面に過ぎず、そのより深いところにある内なるなにかを見つけようとしている?と思わせる。りんごのイデアを追求した静物画と同じ。


ポール・セザンヌ
Paul CÉZANNE (1839-1906)
《ジャ・ド・ブファンの木立》1871年頃
コクヨ株式会社寄託

だいぶ初期の頃の作品かな。32歳。まったくセザンヌっぽくないわ。
コクヨ株式会社寄託だがパステルで描かれたわけではないコックヨだヨ♫(まだこのCMやってんのかな)


キース・ファン・ドンゲン
Kees van DONGEN (1877-1968)
《トゥーツの肖像》1957年頃

へ? 蓮舫さん??

アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック
Henri de TOULOUSE-LAUTREC (1864-1901)
《アリスティド・ブリュアン》1893年

ロートレックさん、ブリュアンさん、来週SOMPO美術館に見に行くね〜。

いやはや、他にも紹介できないくらいメジャーどころが盛り沢山。そして今回の特集(まだまだあるのかよ)

別館へ
あ、あそこに見えるのは?

遠目からでもピンときた。舟越保武さん。

舟越保武 
《りんどう》1966年頃

蜘蛛の巣はってまんねん🕸️ たまに拭き掃除とかして欲しいな。

企画展会場は地下。

特別展 日本画の名作展「大観と春草から杉山寧を中心に」

特集は横山大観さんたっぷり。そしてこちらも撮影可能! 大観さんの作品を撮影出来るのはなにげに珍しい。

もう疲労困憊なのでサラサラっと見ちゃった🗻

富士山大連発!🗻🗻🗻
桜がさすがの朦朧体🌸
お日様もよく出てくるよね☀

階段を上に登る

これはまた別に展示されていた加山又造さん

ひろしま美術館舐めてた。もうお腹いっぱいで入らない。自分が朦朧としてきたよ。広島県立美術館も寄ろうと思っていたけどいったんホテルに戻ろう。暑いし。

広島県立美術館と間違うひとそりゃ多いだろうなww。




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