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日本の中のマネ ―出会い、120年のイメージ―展(練馬区立美術館)

山種美術館からバスと電車を乗り継いでもう一軒。この辺さすがに疲れ果ててた…。

マネ、そんなに日本で人気ないかなあ? 草上の昼食とか代表作として紹介されるものは誰でも見覚えのあるものばかりじゃないか? 睡蓮ばっか(?)のモネよりは面白くてわかりやすいと思うけど。あ、そもそもマネとモネの区別つく人少ないかも…。

BGM: マネ by ピンク・フロイド

事実として日本にあるマネ作品(とマネグッズ)は他の印象派の画家たち(マネ自身は自分を印象派と思っていなかったようだが)に比べ極端に少ないそうだ。そこで(?)全国にある貴重なマネ作品を一堂に会してみようという企画展らしい。

会場内で展示の章立てで使われていたデザインがどこかで見たなと思ったらマネ研究者の第一人者三浦篤先生の本のデザインだよ

この本読んだけどいかにも学術的な内容の本でなかなか骨が折れた。今回この企画展の作品キャプションもこの先生が書いてるのかな。妙に小難しくて長い(違ったみたい💧 ↓)。

後日この企画展の学芸員さんご出演のポッドキャストでいろいろ裏話が聴けた。面白いよ!

アートテラー・とに~のそろそろ美術の話を…
#068 日本の中のマネ―出会い、120年のイメージ―について(練馬区立美術館主任学芸員 小野寛子)

ここで話されたこの企画展の反響によるとやはり私と同じことを皆さん感じたようだね(キャプションが長いとかw)。

同様にこんな声も多かったようだ。この企画展で最も存在感があったのは福田美蘭さん!

最初は誰?この人?と思ったら、ディ○ニーのパクり作品とか出してた人か。

私もこんな昔のことよく覚えていたものだ。それだけインパクトがあったんだよね。

ここでも出逢ってた

今日の企画展で展示されていた福田さんの作品のひとつ
《LEGO Flower Bouquet》
には不思議なキャプションが付いていた

すっかり忘れていたのだが、このnoteをまとめるために先日ふと練馬美術館のHPを見たら

<再展示のお知らせ>
福田美蘭《LEGO Flower Bouquet》は、10月30日(日)より再展示されます。

って、落ちたのか…www(笑ったら失礼というか笑ってあげるところかも)

ほんと、面白い人だ。今回は福田美蘭展でもよかったのにw。実はこの人の企画展もちゃんと来年あるようなので楽しみ。

でも調べたらすでに過去いちど東京都美術館で福田美蘭個展があったんだ。2013年の事だからまだ私のアンテナに引っかからなかったようだ。

他にも 森村泰昌さんのいつもの強烈なパロディ写真作品とかも楽しめた。

更に!

村山槐多《日曜の遊び》1915年
マネやモネのマネして大失敗したあの大作にこんなところでまた会えるとは!

画像はこちら

感想(罵詈雑言?)はこちら


そういえばここでは以前 「石田徹也-僕たちの自画像-」展もあったし、ここけっこう攻める区立美術館だよね。


いやはや疲れたけど面白かった。…あ、マネについてあんまり触れてない。やっぱり人気ないかも…。

本当はさらにもう一軒行くつもりだったんだけど、さすがに諦めた。死む_(:3 」∠)


本もでてたんだ

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