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水のかたち―《源平合戦図》から千住博の「滝」まで―(山種美術館)

次に向かったのがヨックモックミュージアムの近くにある山種美術館。歩いて十分くらい。セットで訪れましょう。

特別展:水のかたち

例によってとっくに終わってます…

ここもまた地階に降りていく。最初に迎えてくれるのが、

奥村土牛《鳴門》1959年
鳴門の渦潮を描いたこの作品がよかった。なんでも、揺れる船からデッサンを取りまくって制作したとか。船があまりに揺れるので同行した奥様に帯をつかんでもらって体を安定させたとか。キャプションにあった裏話(日経の「私の履歴書」に出ていたらしい)がおもしろい。

ふと気付けば船の上から見た割には視点がずいぶん上からになってる気がする。豪華客船みたいな大きめの船だったのかしら。ググった限りでは今の鳴門で使われているのはでっかいクルーザーっぽい。この絵が描かれた当時の観光船がどんな規模だったのかまではわからんな。

それはともかくグルグル巻いてる渦巻が銀河系とかマゼラン星雲のよう。この宇宙感は視点の位置から来るのか。さざなみや水の粒だったところとかがあまり精密には描写されていない。これは意図的なもので水彩を塗り重ねる技法だそうだ。基材は紙本・彩色となっている(紙本ってなんだ? 布地キャンパスではないということか)

同じ鳴門を題材にした別の画家の作品が裏に展示されていた。奥村土牛版より大きい作品だ。こちらもよいのだが、どうも奥村さんの方が引き込まれる感じがする。

今度大塚国際美術館に行った時に鳴門渦潮ツアーにも参加しようかな。前回行った時に乗船所を見かけて乗ろうかと思ったが時間がなくて断念したのだ。


北海道の船事故じゃないけど、渦潮ツアーで遊覧船が巻き込まれて事故とかかつてあったのかな。はたまた渦潮チャレンジとか中に飛び込んで生きて帰ってこれるかとか? 番場蛮くらいか?(もうわかるひと少ないかも)


この作品は定期的に公開されてるようだ。毎回好評なんだろうな🍥

渋谷までバスに乗ったら女子高生ラッシュだった👩


まんまかよ🍥


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