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誰の土地でもない“神の島”

久高島を知っていますか? 沖縄本島の東南部の沖にあるこの離島は、琉球王朝時代から神聖な“神の島”として大切にされてきました。

この島の大きな特徴は、土地の所有者が存在しない、ということです。日本国の法律において所有権の設定されない土地は存在できないはずなので(詳しい人教えてください)、存在しないというのは正確ではないかもしれません。「“神の島”は誰の土地でもない」という理念を日本国の法律の枠組みに収めるために、「総有」という形態をとることによって、その理念に近いものを実現しているのです。

島の土地は、島の住人みんなのもの。かと言って、島の一人一人が自分の「持分」を切り売りすることができるかといえば、ちゃんとそれはできないような仕組みになっています。

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このnoteマガジンは、僧侶 松本紹圭が開くお寺のような場所。私たちはいかにしてよりよき祖先になれるか。ここ方丈庵をベースキャンプに、ひじ…

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