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プログラミング研究会Tech.Uni 創設の話

はじめまして。僕は関西の私立大学に通う文系の3回生
井手翔陽(いでしょうひ)です。

趣味としてプログラミングとダンスとピアノを少ししています。
現在はスタートアップ企業のCTOを務めたり個人アプリを開発しながらエンジニア就活に励んでいます。

今回はそんな僕が昨年10月26日に創設したプログラミング研究会Tech.Uniの創設から代表引退までの1年間のお話を振り返りながら団体創設・運営・各社提携に至るお話について書かせていただこうと思います。

Tech.Uniとは

2020年10月26日に創設し、現在メンバー数は90人
研究会にはない除名制度が存在しスキル・やる気ともに最低限なければ残り続けられない場所になっています。(今まで70人ほどが除名対象)
10を超える日本企業・インド企業・エンジニアコミュニティ・プログラミングスクール様との提携をしています。
学生団体コミュニティとして関西情報系学生団体交流会KC3に参加したり、
ハッカソンにも積極的に参加しています。
2021年11月に開催された株式会社ギブリー主催の日本最大学生エンジニアハッカソンJPHACKSには4チームが参加し、内1チームはAward進出を果たし企業賞を受賞。
サポーターズ主催の技育展・技育祭などにも複数名が登壇。
世の中に価値あるプロダクトを
人から学び・自ら学び・ともに学ぶ」を組織理念とし活動しているIT系学生団体です。

創設に至るまでの経緯

僕がプログラミングを始めたのは昨年2020年の5月の頃でした。
プログラミングを始めてアルゴリズムの問題を解いたりwebアプリを作ることをひたすら行い気づけばプログラミングが大好きになっていました。
しかし、同回生の友達にプログラミングをやっている子、理系の友達がいなかったことに少し不安というか物足りなさを感じていました。

もっといろんな子とモノづくりがしたい」「つよつよ学生エンジニアとのつながりが欲しい」そんな気持ちを持っていました。

関西学院大学には文系と理系のキャンパスで遠く離れており、理系キャンパスにプログラミングサークルが存在するのは知っていましたが通うのが面倒くさかった。ただそれだけがTech.Uniを創設した理由になります。自分で団体を創って理系の子やつよつよ学生エンジニアの子達に参加してもらえばいい。価値あるサービスには理由もなく人が集まるんだから自分が創れば集まるだろう。そんな自信もありました。

そんなこんなで2020年10月26日にTech.Uniを創設し自身のインスタグラムにて告知を行いました。それと同時に大学側にこんな研究会創るので支援してくださいとプレゼンをさせていただき提携させていただくことになりました。すべてはここから始まりました。

Tech.Uniのカリキュラム

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創設時には自分で団体のすべてのカリキュラムを既に創っていました。文系・理系関係なくプログラミングを楽しむための工夫が必要だなと。

・各個人に合わせた完全クラス制
 - 初学者クラス : スクラッチを用いた学習
 - 中級者クラス : アルゴリズムの問題を解きながら言語の基礎を学ぶ
 - 開発者クラス : 実際に開発を行い進捗報告をする
・Githubを用いた実践に近い学習環境
 - 問題集の提出 / レビューはGithubにて行う
・slackでのコミュニケーション
・毎週の勉強会実施
・入会費・継続費ともに完全無料
・各個人に必要な学習コンテンツや教材は大学側からの支援金があるので経費で購入

創設後1~2ヶ月目

インスタグラムで告知後すぐにメンバー数は30名を到達していました。毎週説明会を行いひたすらSNS広報・メンバーとのコミュニケーションを行っていましたが、slackに慣れていないメンバーや環境構築、基礎を教えるなどプログラミング研究会としてやっていけるのかの不安がただただ募っていました。
slackに慣れないメンバーが多数だったのでLINEを連絡ツールにしてみたり、全員と各30分ほどの1on1を行ってみたりできること全て行っていました。

月額費制度の取り組み

2ヶ月が経過し少しずつ研究会としても安定してきました。同時にプログラミングを全くやっていない(いわゆる幽霊部員)が出てきました。
無料で参加できるし飽きたら連絡なしに居なくなるのも当然。今まで散々時間を費やして手取り足取りサポートしてきたけどしょうがないか。そう思うようにしていました。しかし、このままではいつまでたってもメンバーが安定しない。そもそも自分の労力に限界を感じていました。
そこで、月額費といった形で月に1000円回収することにしました。去る者追わず来るもの拒まずなので今月は辞めるけど来月また参加させて!というようにTech.Uniに参加したい月だけ月額費を支払って参加してもらう仕組みです。お金を払ってるからみんなやる気を出して活動してくれるだろう。且つメンバーには欲しい技術書などがあれば経費から購入して渡すようにしていたので1000円は安すぎるだろうと思っていました。

しかし、メンバーからは大批判、というよりもなんで払わないといけないのか。何に使うためのお金なのか。という疑問を大量にもらいました。
「お金は今後の運営資金、この先100年Tech.Uniが運営をしていくなかでお金は必要になるのでそのために使います」そう伝えましたが理解してもらえずに40名ほど居たメンバー数から約半数は居なくなりました。正直つらかったです。月額費制度は結局この1ヶ月で幕を閉じました(笑)

企業提携

現在Tech.Uniはありがたいことに10を超える日本企業・インド企業・エンジニアコミュニティ・プログラミングスクールさんと提携を交わせていただいております。提携内容は主に広報やイベントの開催・サンプル商品の提供・割引・スペースの貸し出しなどです。基本的にTech.Uni側へのメリットがすごすぎる内容になっています。

「なぜ創設1年でここまで色んな所と提携できるの?」よく聞かれます。
ここに関しては正直わからないです。
ただ一つ言えるのはTech.Uniが他にはない価値を見出している。という点。Tech.Uniと関わりたいとありがたいことに言っていただけているのは事実でそれ以上でも以下でもないと思っています。
価値あるサービスには人が集まるし大きくなる。それは日本に限らず海外でも同様だと思っています。インド企業様との提携がその証です。

運営の仕組み化

僕はTech.Uniを今後100年続くIT系学生団体として残していきたいと思っています。そのために必要なことは自分が頑張らなくても良い環境です。
自分じゃなくても運営ができる・より良いものになっていく。その仕組みが最も大切だと思っています。

slackの定型化・入会手順・学習ロードマップ ・学習環境 etc...
今までの活動のほぼ全ては再現性が有り誰にでもできるようになっています。大事なのは決して頑張らないこと(初めは頑張るしかないです)

代表に必要なこと

経営者はわからないですが学生団体として代表に必要なこと、または誰かの上に立って引っ張る人に必要かなと思う個人的な見解を述べます。
結論を言うと、「相手が求めてることを理解できる

プログラミング研究会だからプログラミングが一番できないといけないとか、代表としてみんなを引っ張る力とかそういうものは二の次かなと思います。「相手が求めてるものを理解できる」というのはコミュニケーション能力です。就活生はコミュニケーション能力という言葉を多用していますが大抵の人は勘違いしています。誰とでも話せることとか友達が多いということではない。

「相手が今何を求めていて、自分は何をどう伝えたら良いのか」
ここが理解できる能力だと思っています。
まあ、代表としてではなく結局全員に必要であるよねってことにはなりますが、、。

Tech.Uniを創設してみて感じたこと

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楽しかったです。世の中には、自分にしか出来ないことって誰でもあると思います。それを見つけて実行できるかどうか。
自分の場合はその一つにTech.Uniを創ることでした。
自分じゃないとここまで大きく出来ないし価値ある環境を創り出せていない。そう思えるものを創るのは非常に楽しいと感じました。

2期目に突入しこれからもどんどん大きくなっていくTech.Uni。
今後100年続くIT系学生団体Tech.Uniはどこよりも愛されていくんだろうなと思っています。
Tech.Uniがこれからも

「誰かのなにかのきっかけを」

築いていくのを僕は楽しみにしています。

興味ある方は是非以下のリンクからお申し込み下さい


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