心記 5 好

闇夜の散歩に心洗われ
素直な寂しさが身に沁みる


いつから私は命を
好きになったのだろうか
寂しさを紛らす為なのか

共に生きている事を
感じたかった為なのか

時も理由も
もはや思い出せない

自分が好きなものに対して
理由が分からぬとは可笑しな話だ

理由があるから
好きなはずなのに

いや
理由を求めて
後付けしているだけかもしれない


そもそも好きな理由ではなく
好きが理由なのかもしれない


そうか
好きだから
大切なんだ


闇夜の散歩に心洗われ
素直な嬉しさが身に沁みる

――――――――――――

童ならば簡単に出せる答も
今となっては一苦労

信念を支える理屈が
心を縛り 
素直な気持ちを
捕らえている様だ

理屈が邪魔をするとは
知らなかった


不安を退ける理由も
感情の理屈も 
心に捕らわれない心を持つ
童からしたら

どんな理屈も
屁理屈だと
笑われそうだ

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