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#天冥の標

天冥の標4巻 機械仕掛けの子息たち 感想(まさかここまでとは思ってなかった)

天冥の標4巻 機械仕掛けの子息たち 感想(まさかここまでとは思ってなかった)

ややネタバレを含みますが、楽しめなくなるレベルでのネタバレはいれていないと思います。

10巻17冊に及ぶSF大作「天冥の標」その4巻である「機械仕掛けの子息たち」を読みました。大まかなストーリーを説明すると

元々いたコミュニティから孤立した一人の少年が旅先で出会った仲間との交流を通じて成長し、仲間のコミュニティを救うことで信頼を勝ち得てコミュニティのリーダーになる。

というありふれたお話です

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天冥の標1,2を読んでみて

天冥の標1,2を読んでみて

現在早川書房で天冥の標1「メニ―・メニー・シープ」2「救世群」の電子版無料配信を行っています。そして読んでみました。

結論を言うと、やや性的描写が多いがSFというジャンルの自由さを生かした面白い作品。だと感じました。そして「救世群」まで読んでなぜ、早川が1巻無料公開ではなく、1,2巻の無料公開を決めたのかが分かったような気がしました。1,2巻で両極端に振れる世界観と軸となる要素の片鱗を見せるため

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