見出し画像

かつて読書が大嫌いだった僕が、無類の本好きになったワケ

こんにちは、豊藏(@shotatykr)です。

普段はアイオイクス社にて、Webマーケティングの仕事をしています。

自分で言うのもなんですが、私は無類の本好きです。

家には大きな本棚が2つあり、実家に帰れば壁一面に敷き詰められた本が並んでいます。

売った本まで含めると、その冊数は思い出せません。

そんな私ですが、実は18歳になるまで、まともに本を読んだ経験がありませんでした。

なぜ、そんな私がこれほどまで本を読むようになったのか。

それは「本を読めば、自分の思考力や発想、考え方の幅が広がる」という事を知ったからです。

今日はそんな話をしていきたいと思います。

私が本に出会ったキッカケ

私は、本を読むことが苦手でした。

初めて買ってもらった本は、小学生の時に爆発的にヒットした「ハリーポッター」シリーズです。

周りの友達がみんな読んでいたので、私も興味を持って祖母におねだりして、買ってもらいました。

ただ、実際読んでみるとまぁ面白くない。

当時の私にとっては「こち亀」で両さんが暴れまわる姿を見ている方がよっぽど楽しく、「なんで世の中にマンガがあるにも関わらず活字で想像しなければならないんだろう。」と本気で思っていました。

(ちなみに、今ではハリーポッターめっちゃ好きですw)

そんな私が本を読むキッカケは、大学生になってからです。

大学に入学した私は「何者かになりたい。」と、特にやりたい仕事もわからずのまま長期インターンシップに申し込みました。

そこで朝の9時から夜の7時過ぎまで週に3~4日働いていたのですが、これがまぁしんどかった。

当時のインターンシップは今と違い、「社会を勉強させていただく。」という名目の元、給料すらまともに支払われないものでした。

その当時覚えているのは、日給が1日900円。仕事はネットにて評判や口コミの悪い会社の検索結果をクリーンにしたいお客様を探すテレアポをするというものでした。(逆SEOと呼ばれていました)

同期として入った4人のうち2人は2~3日でバックレて、私への期待も少しずつ大きくなっていました。正直あまり良い環境でもなくしんどい思いを感じていましたが、何故か「辞める」という選択肢はありませんでした。

ある日、かなりのストレスの中仕事が終わって「疲れた...この先どうしよう...」と悩みながら、コンビニである本に出会いました。

その本は、生活や仕事の悩みを受けて、過去の偉人や哲学者の名言をまとめたいわゆる自己啓発本でした。(本の名前は忘れました)

ただ、この本を買って家に帰り、涙を流しながら読んだことで「今の仕事は続けるものじゃないな」ということと「無知な状態で社会に入るのは危ない。知識をつけなければならない。」ということを悟り、次の日にインターンを辞める連絡をしました。

これが、私が本を読むようになったキッカケです。

本は先人たちの知恵の結晶

インターンを辞めた私はやることもなく、暇だったので狂ったように本を読みました。

ビジネス書はもちろん、小説、キャリア、古典まで...とにかく興味をもったものを片っ端から読んでいきました。

中でも一番ハマったのは哲学です。「ソフィーの世界」という哲学史に沿って世界の成り立ちを思考していく小説にハマり、そこからやれデカルトやらやれヘーゲルやら色々な人の本を読み漁りました。

一つ本を読むたびに、自分の中に無い常識や、考え方、発想を学ぶことが出来ます。

もちろん、あまり興味が持てず捨ててしまったり、売ってしまった本もたくさんあります。

ただ、それ以上に本によって、自分自身の思考や考え方を学ぶ機会をたくさん得ることができました。

私が思うに本の良いところは「心の中で、自分のリズムで、作者と対話出来るところ」だと思います。

何故、この作者はこうした文章を書いたのか、何故この作者はこう考えたのか、この作者は読者にどんなメッセージを提供しようとしているのか。

当たりはずれは置いといて、自分のペース、自分のリズム、いま置かれた自分の状況にて捉え方、考え方や気づきが変わるのは本の大きなメリットだと思います。

本を正しく読めば、自分の地頭を超えて思考力を拡張できる。

人間、一生かけても得られる体験は、ひと1人分せいぜい80年程度です。

世界は数千年の歩みを経て、現代社会を構成しており、その過程にてたくさんの人間が思ったこと、学んだことが書物で残されています。

私が生きてきた28年程度に起きた悩みの大抵は、歴史の過程で誰かが同じように悩み解決してきたことです。

そんな悩みを解決した手法、思考のプロセスにたった数百円、数千円でアクセスできるのが本です。

良質な本から得られる情報には、自分一人では想像も出来ないような発想、思考、視座、知見が詰め込まれていることがあります。

私は、(一部の人を除いて)最初から頭の良い人というのは存在しないと考えています。

頭が良いと思える人も、過去に生きた人たちから思考や考え方を学んだにすぎません。

学ぶことにて、自分ひとりで考えるより何十倍もの深みのある洞察や知見を得ることが出来ます。

もちろん、セミナーや、人づて、漫画や動画等、現代では様々な手法で情報にアクセスし学ぶことが出来ますが、自分のペースで、自分の思考で思考や解釈を考えられるのは本だけです。

そんなわけで、私は本が好きです。もしよければ、あなたのおすすめの本もぜひ教えてください!

以上、豊藏(@shotatykr)でした!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?