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【クラシック音楽は楽しい】④チャイコフスキー

あたくし、オジおばさんさんが専門的知識もないのにクラシック音楽を語るシリーズ第4弾。今回は、チャイコフスキーを語ろうと思う。

ピョートル・チャイコフスキー(1840年-1893年)は、これまたロシアの作曲家である。

Wikipediaより天才

オジおばさんはロシアの作曲家が好きな傾向にある。というか、近現代クラシック音楽が好きということなのかもしれない。近現代クラシック音楽界隈で有名な作曲家は、ロシア人に偏っている気もするが、詳しい方、教えてくだされ。

チャイコフスキーをひと言で表現すると「盛り上げの天才」である。

どんなテーマでも美しい旋律と激しい旋律を掛け合わせて、最後はテンションマックスで終わりを迎える曲が大半だ。

テンションを上げたい時はチャイコフスキーを聴け!

オジおばさんの名言(迷言?)である。

はじめにバレエ音楽を2曲紹介しよう。

「バレエ音楽白鳥の湖」は言わずと知れた名作だ。全曲通して聴いたことがある方は少ないかもしれないが、約2時間通して捨て曲(いらなくない?この曲という曲)がひとつもない。
フィナーレのなんと激しく、美しく、切ないことか。有名な旋律「情景」をメジャーに転調させて、ハープで落ちかせてからぁーの、ホルンのクレッシェンドでジャーン!である。
実際、バレエのエンディングには悲劇とハッピーエンドの2種類があるが、どちらにもマッチしてしまうという…天才…

2曲目は「バレエ音楽くるみ割り人形」。こちらはエンディング近くのグランパドゥドゥの盛り上げ方が好きすぎる。
「ドーシラソファミレドー」の旋律で構成されているのだ。ただのドシラソファミレドだ。
これが「ドーシラ、ドーシラ、ドシラソラシドシラソラシドシラソラシ、ドーシラソファミレドー」と手を抜いたんじゃないか?依頼主を嫌っていたんじゃないか?と思わせるくらい、一聴馬鹿馬鹿しいのだが、これを音楽として成立させてしまうところがやはり天才である。

バレエ音楽以外で盛り上げの天才っぷりがわかるのが「大序曲1812年作品49」であろう。
映画版のだめカンタービレでも使われているので聴いたことのある方も多いと思う。
盛り上げの天才はやることもダイナミックでございますのよ。
なんと楽譜には、本物の大砲パートがあり、終盤には大砲が連続して鳴り響くのだ。
大抵はバスドラムで代用するが、ヨーロッパの野外音楽フェスや自衛隊のイベントなんかでは、本当に空砲を鳴らすことがある。
盛り上げの天才はなんでもありなのだ。

あまり知られていないが「交響曲第1番」がオジおばさんのお気に入りだ。初期の作品だが、チャイコフスキーらしさがふんだんに味わえる。民族音楽的な旋律も可愛らしく、いつかは生で聴いてみたい作品のひとつだ。

今回は「盛り上げの天才」チャイコフスキーを語ってみた。一度は耳したことがある楽曲が多いので、どれかひとつをじっくり聴くと、テンション爆上がりは間違いないことを、オジおばさんが保証したします。

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