最近作ったイベント用の作字ロゴが可愛くできた話。
世の中なんとなく落ち着きを取り戻しつつある中でBathHausでは最近はよくイベントを開催するようになりました。
2月はフリマをやり、
今週末はマルシェをやります!
いずれもイベントのビジュアルをデザインしましたが、苦手な作字ロゴのデザインが作っていくうちに格段にサクッと作れるようになって来たので工程を上げておきたいなと思いました。
イベントのビジュアルを作る意味
音楽イベントだとフライヤー、演芸や公演などではチラシやポスターが作られて、いづれも主にPR目的で使われます。
一方で、最近のBathHausのイベントはご近所さん達とやりたいことを自由に企画して実行する小規模イベントなのでPR予算などは特にありません。そのような場合だとPRをモチベーションによって実行・最大化する必要があり、「シェアしたいと思わせる」ことがとても重要になってきます。そのため、
小規模だけど野良イベント感がなくなるようなビジュアルを作り、
イベント出店者・主催者側がそれを見て盛り上がれて、
SNSで投稿し、みんなでシェアしたいと思わせる
上記のような状況を流れとして作る必要があり、まずはイベント出店者・主催者側がシェアしたくなるビジュアルを作ることが大事になってきます。
もちろん企画とコンテンツ内容が一番大事なのですが、どの道PRは仕掛けなくては人も集まらないので、投稿・シェアされるビジュアルによって集客のコンバージョンは大きく変わってきます。
前回は企画・コンテンツ・PRが上手くいき、多くの人にご来場頂けたのかなと思っています。
可愛くしたいけど「大人」感も出したい「大人のフリマの湯」のロゴが出来るまで。
「捨てるには勿体無い不用品がたくさんある!捨てるくらいなら他の人に譲ることが出来れば…。」ということでフリマイベント企画が立ち上がりました。
企画の時点で出店者さんの持ち寄る商品のクオリティが高めなことが想定できたので「大人の」と付けることでちょっと格式の高いフリマにする意図と、お風呂があるBathHaus独自の企画ということで「湯」の文字も付けて、「大人のフリマの湯」というイベントタイトルにしました。
そんな意図を意識してまずは手書きで発散していきます。
めっちゃ雑な字ですが(笑)筆記体ニュアンスで線細めにしたら大人っぽくなるかな?とか、
横棒を波線にしたらお風呂感出るかも?など、アイデアを出していき、
最終的に、文字の「はらい」の部分を「はね」にすると、可愛いけど大人っぽくもなりそう!と思い、この文字でデザインを詰めていくことにしました。
イラレで文字の斜線と「はね」の形が同じような形になることを意識しながらトレースしました。そこから、
太らしてみたらビックリマンシールの文字っぽいな〜とか、
「はね」にまる付けたらちょっとブリブリ過ぎるな!など、さらに発散をしていきます。
結局、形のまとまりは初期のプレーンな方が良さそうだったので、バランスを整え、
大人っぽさを出すために線を細くして完成となりました。
写真は企画を一緒に考えたご近所さんが元スタイリストなので、イメージに合う小物などを用意してもらって、それをBathHausで「可愛い!」とかワーキャー言いながら撮りました。その写真に作ったロゴを配置して完成です。
マルシェと言えば朝のイメージ?「西原マルシェの湯」のロゴが出来るまで。
「大人のフリマの湯」が終わり、「次何しようか?」ということで、「次はオススメの調味料を売りたい!」という話から「マルシェ=市場」をイベントのテーマにしました。今回は地域感を出したいのでBathhausがある「西原」も付けました。
「マルシェって朝のイメージじゃね?」ということでちょっと元気な雰囲気のロゴを作ろうと考えました。
今回は手書きの発散段階ですぐに良さそうな文字が書けたので収束が早かったです。
3段の文字組みのバランスとサイズの大きい「湯」の文字など、まとまりと元気さがあって良さそうだなと感じました。
イラレでトレースをして、
横線を波線にしたり、「原」の「はらい」や「マ」の書き出しをより手書きっぽくしたりしてラフに。線も大きめのストロークにすることで更に元気な雰囲気を出しました。
あとは線の切れ端に小さな丸を入れてメリハリを、フチ線を入れてまとまりを出してロゴの完成です。
写真はご近所の常連さんにモデルをお願いして撮影しました。
「白飛びしてなければフォトショでなんとかなる」の精神で写真は自前で撮りました。色の調整は、最近はSNS投稿用程度の画像であればiPhoneの画像編集機能を使っています。フォトショのトーンカーブやレベル補正とかよりも綺麗に調整ができる気がしています。
作りたいものが自由に作れる幸せ。
商業デザインで作ったロゴでもないし、今のところ単発イベントなのでもう使われない恐れもあるけど、それでも労力をかけて作るのは楽しいから。
普段の仕事とは違う、好きに企画を自由に立てて遊べる「息抜きクリエイティブ」ができるコトって、とても幸せだな〜と思います。
そんな感覚で開催する「西原マルシェの湯」は今週末日曜日の開催なのでご興味ある方は是非〜。
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