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虐待サバイバーの生きづらさ

 どうも、こんばんは

 僕が、最近、読んだ本の中に『わたし、虐待サバイバー』という本があります。

 著者の方は、幼少期から青春期を通じて、母親や義理の父親から虐待を受け、大人になっても、人間関係で多くの問題を抱え、苦しみます。

 僕が、共感というか、参考になったと思えたものは、著者が挙げた虐待サバイバーの特徴として「感情の調整」における障害があるという部分でした。

 僕自身、このNoteでも何度も書いていますが、両親の虐待や、カルト宗教問題、不登校やイジメなど、不安定な子供時代を過ごしてきました。

 そんな僕が当てはまると感じるのが、なかなか自分の感情をコントロール出来ない、普通の人がやり過ごせる、学校生活だったり、その後に続くバイト、職場での様々な人間関係に、折り合いを付けられない部分が多いということです。


 もっと言えば、人間関係での基本の"キ"が抜けていると言えるかもしれません。

 本書からの引用です。

 大人の虐待の後遺症は、長期にわたる慢性的なトラウマを抱えた「複雑性PTSD」だといわれていますが、複雑だけど実は非常に特徴的な症状があると感じています。複雑性PTSDは、愛着障害、摂食障害、多動、感情(特に怒り)のコントロール不能、極度の不安障害、躁うつ、対人関係がうまくやれないなど、多岐にわたる症状が挙げられますが、要するに、〈多様な調整障害〉とも呼べるべきものです。人間は、赤ちゃんから大人になるまでに、いろいろな感情の調整を学んでいきます。しかし、親からの虐待によって怒るときに怒れなかったり、甘えたいときに甘えられなかったりする子ども時代を過ごすと、感情のコントロールができない状態のまま大人となり、〈多様な調整障害〉が起きてしまいます。「第四の発達障害」(杉山登志郎医師による)ともいわれるように、虐待の後遺症は、発達障害にも類似した症状を呈します。


 このように、幼い頃から家庭や学校、僕の場合は教会といった場所で、抑圧を受け、自然な感情を出すこと、それらを受け入れてくれる経験が乏しかったことが、今の僕の生きづらさに繋がっていると考えられます。

 そしてまた、僕の場合は、そもそも不登校やカルトコミュニティーで育ったことで、一般的な社会常識をあまり学べなかったこと、実社会での社会経験が乏しいことも、これから社会へ出ていく上で、大きなハードになると感じます。

 僕がこれから出来ることとしては、先ずは、少しでも多くの人と出逢い、コミュニティーの和を広げ、色々な人から自分が理解され、また自分も他人を理解する過程が必要だと、この本を読んで改めて思い知らされました。

 ホント、虐待サバイバーは生きていくのが大変です(泣)

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