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植物図鑑を読んで

 有川浩『植物図鑑』。この題名に名もない雑草の僕は食われた。もしかしたら、この作品との出合いは雑草という草はないように名前がある人物に僕をしてくれるかな、なんて思ったりもした。
 数編の短編の中で描かれている作品は有川浩さん自身が高知県出身である為に高知の調味料『馬路村ぽん酢』、高知で食されている『イタドリ』という雑草の話、色々な所に高知の魅力が混ざっていた。言い換えれば、私たち読者に高知県へ行ってみたいという願望を抱かせた。またこの小説は映画化もしている。きっと、高知に大きな経済的な利益だけでなく、高知県民に高知の良さを見直させる機会を与えただろうと思う。
 有川浩さんの作品。自衛隊と全く関係ない恋愛作品。気持ちをウキウキさせてくれる作品。出合わせてくれた方と一杯飲みながらこの作品について語りたいものである。

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