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No.7 クリスチャン・ビネール

フランス・アルザスで約250年続く名門ワイナリー

彼のワインに感銘を受けてワイン造りをしている造り手がいるくらい、彼のワインは素晴らしいです。
250年、ビオディナミを実践しているワイナリーなんてあまり聞いたことがありません。
と、いうのも彼のお父さんの時代なんかはもう農薬全盛期みたいな時代で、農薬使うのが当たり前、普通みたいな時代でした。
たしか1960年代くらいから除草剤、化学肥料が登場し、フランスは農業国なので農場近代化のためには必要不可欠だったのでしょう。
そして大量生産してとりあえず質より量をバンバン売る時代と重なり、スーパーなどにステロイド注入したような人工的なワインが乱立しました。
そんな時代にビネール家は頑なにビオディナミを実践していたのだから、さぞ周りから変人扱いされたことでしょう。
そんな250年の月日が魅せてくれる彼のワインは自然。ぶどうのもつ香りと果実味と気持ちいい酸味がどこまでも続いていきます。
リースリングは機会があればぜひ飲んでいただきたいです。

あと、クオリティに関しても納得いかないといろいろとアッサンブラージュして素晴らしいクオリティに仕上げてくれる印象もあります。
だからサヴール2022は一部スキンコンタクトしててオレンジワインになってましたね。

マールも秀逸です

なので彼のワインは開けた瞬間から美味しい!これは断言できますね!
僕ら注ぎ手、飲み手にも寄り添ってくれる、そんな優しさがいっぱい詰まった造り手。

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