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No.4 エイミー・ファーンズワース

"アムワーズ"
ニュージーランド、ホークスベイ。
この地域は慣行農法が普通とされている伝統的な場所。
そのため、無農薬で栽培されるブドウ畑を見つける為にかなりの時間を費やしたと言います。
とは言いますが、実はニュージーランドはサステナブル大国。
ニュージーランドではワイン産業に関わりのある水、廃棄物、害虫と病害、土壌、人、そして気候変化にフォーカスして様々な規定を設けており、それをクリアしたブドウ畑だけがサステナブル認証を呼称できます。
なんと現在ニュージーランドでは全体の97%がこのサステナブル認証を得ており、これだけでもニュージーランドがいかに環境、そして将来を見据えてブドウ栽培を行っているかがわかります。
ただ、必要な農薬の散布は認められているので、ナチュラルワインと呼ぶのはなかなか難しいというのが現状です。
そんなエイミーが造るワインはもちろんナチュラルワインで、どれも酸が綺麗にのっていて果実の旨味もギュッと詰まっているのでシンプルに美味しいです。
個人的にはシラーとガメイノワールが秀逸。
シラーに関してはもちろんホークスベイという場所によるところもありますが、彼女はクローズ・エルミタージュの神と形容される"アラン・グライヨ"に師事。
そしてガメイノワール。ニュージーランドでガメイはとても珍しいです。調べてみたらニュージーランド全体でも7%くらいしか育てていないそうです。
なぜそんなレアなブドウを育てているのか、これもおそらくフランス自然派ワインの父と呼ばれる"マルセル・ラピエール"の元で働いていた影響かと考えられます。

ナチュラルワイン好きな方はやはり白、オレンジ好きが
多い印象がしますが、赤も美味しいのありますよ。
という時に提供したいのが彼女のワイン。

こんな偉大な造り手の人たちの元で経験したら絶対美味しいよね。というプラシーボ感は否めませんが、期待は間違いなく裏切らないワインです。

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