タイトルとカバーデザインで買ってしまった。装幀とトビラのページの和風感にうってかわって、読み進めるとDNA分析の内容。ここまで進歩しているのかと思わせる解説と著者が発掘プロジェクトに携わるなかで感じた所感がちりばめられている。
歴史学・考古学とDNA分析。文系と理系の学問を”発掘された人骨は宣教師シドッチのものなのか”という問い・テーマがつなぐ。行政による発掘調査の成果をきちんとした広報で市民に伝えることができていない状況も垣間見えた。
『江戸の骨は語る――甦った宣教師シドッチのDNA』篠田 謙一 (著)
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