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#60 妥当な値段とは

最近サービスをつくり込んでいく上で、
というお話なのですが
当たり前ながら避けては通れないのが、
「価格をいくらにするのか」という問題です。

これまでの仕事の経験や、ご自身で商売されている方は
価格を決める、というプロセスに
馴れていらっしゃるのかな、と思いますが、
これまで決められた値段の物を売ったことしかない素人の自分は
「果たしてこれでいいんだろうか」とヤキモキしております。

そんな中、
“妥当な値段にしたい“と思って考えてきたのですが、
妥当な値段なんてないのかもな、と最近思うようになりました。

そもそも、値段を決める際には、
売る側、買う側の両方の視点から考える必要があると考えています。

売る側の視点としては、

・そもそも原価がいくらなのか
・それを商品にする手間としかどれくらいのコストがかかるのか
・競合にあたるサービスはいくらで売っているのか
・この売上を作りたいから、いくらの物を幾つ売ると計算するのか

といった、
何かを起点に「最低」または「理想」を置いて行きます

一方、買う側の視点の方が、
起点となる物が少なく、掴むのが難しいのです。

人によっては価値を感じる物もあるし、
ある人によっては全く関心のない物もありますよね。

売れないなー、と思っていても
対象を変えれば売れるようになることもあります。

とはいえ、こんな価格だったら売れないのか、というのは
お客さんに聞いてみても、
「本当にその値段じゃないと買わないのか?」
という点は解明できませんし。
テストも含めて実際に売ってみないとわからないことです。

そんなことをいったりきたり考えるうちに、
自分の中で2つの前提を加えることにしました。

それは、
全ては「買う人が何に困っていて欲しいと思っているのか」に立つ
ということと
値段を変えることを恐れない 
ということです。

何が妥当なのかな…と恐る恐る決めることより
何を提供するのかの価値に自信を持って、
お客さんに「今満足してるし、高くなってもいいよ!」と
言ってもらえる方を追求するほう
が、
かける力の方向としては正しいんじゃないか、と思います。

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