見出し画像

#86 ヨソモノだからできること

「地方にはまだまだ可能性があると思う」
「地元に活気を取り戻したい」

私が富山に腰を据え、活動をはじめてから現在に至るまで、
そんな想いを持つ多くの人達に出会うことができました。

いずれは地元や、自分の経験を活かせる場所に拠点を移したい、
その目的のために、今自分が何を身につけるのかに落とし込み、
実現に向けて動くを話す姿には
いつも関心させられることばかりです。。

一方、そんな人たちが想いを馳せる、
いわゆる”地方”側が「どんな人を求めているか」については
また別の論点であり、自分もその答えを掴めずにいました。

そんな中で、先日
富山市のインキュベーションスペースHATCHさんと
ジソウラボさんのコラボイベント、
「作り手と叶えたい地域づくりとは?」に参加させていただき、
そのヒントを得させていただきました。

ジソウラボさんは、富山県の南砺市井波にて活動する社団法人。
地元井波を元気にしたい!と井波に所縁のある業種を超えた方々が集まり、
地域の課題を言語化。
その課題を解決できる人を招き、実現まで伴走する、という活動を行っておられます。

イベントでは、実際にどんな活動を始めていて、
現在の成果がいかに生まれているか、についてお話を伺うことができました。

イベントの中で、自分が特に印象的だったのが、
「自分たちは”地元の井波“だから活動できている。
“南砺市“という単位ではきっ活動できないだろう」という言葉でした。
それは、思い入れがあり、全てを知っている地元からこそ
地域の本当の課題やワクワクする未来について語れんだ、ということだと思います。

地方を元気にする活動、を表す表現として
「地方創生」という言葉が頻繁に使われます。

そんな「地方創生」という言葉は、
広く認知されていて非常に便利な表現ある一方で、
あくまで”その地域にいない人“が使う表現だと考えています。
なぜならば”地方”も”創生”も、人によってその解釈が
変わるからです。

自分が新たに気ついたこと、それは
「その地域にいる人」が主導でなれれば
本当の意味で「地域を元気にする」ことは実現できないのではないか、
ということです。

一方、地元にアツい人だけでは、
解決できないこともあると思います。

そんな時に
「こんなやり方もあるよ!」
「こういうチャンレンジしてみない?」
と気づきのきっかけを作ることにこそ、
自分も含めてヨソモノが力を発揮できることがあるのではないか、
そう気を引き締め直すことができた経験でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?