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本気で感情移入したら泣ける話

Muli bwanji.

JICA海外協力隊のしょーたです。


今週も溶けるように終わりましたね。

電気はないし夜も暑くなったので寝づらいはずなのにベッドイン後1分以内に寝てます。


そんなくたくたになるほど活動してるかと言われれば、そんなわけないんですけど、色々あったっちゃありました。


まあ、そんなことより本題の「本気で感情移入したら泣ける話」でもしましょうか。ウイスキー片手に読んでください。



最近活動し始めたコミュニティスクールでの話です。

ここは2週間前、私が飛び込み営業して活動を始めた学校です。コミュニティスクールは経済的に公立の学校に行けない子供達のための学校になります。


そこで教師として働く若くて真面目で明るい性格のザンビア人女性がいるんですよ。私のスカウターによると20歳くらいです。

スカウターってこいつらがつけてる機械のことだよ

彼女の弟は聴覚障害で耳が聞こえません。この弟、実は私の同期隊員の配属先の学校に通ってるんですよ。



同期隊員は聴覚障害児クラスの担当で、この弟のことも知ってました。


この弟は手話でしか意思疎通できないんですが、彼の家族は全員手話できないそうです。


だから学校では同じく聴覚障害の子供達とわいわい楽しんでるんですが、家では控えめな子だそうです。そりゃそうなる・・。


以前、姉である女性の教師に「せっかくザンビア手話ができる同期隊員が近くにいるから、手話教わってみる?」と聞くと、教えて欲しい!と即答でした。


今はその同期隊員がコミュニティスクールまで手話を教えに来てくれています。


で、今日たまたまコミュニティスクール付近を歩いていると、耳の聞こえない10歳くらいの少年に会いました。


なんか懐っこい子供がいるなと思ったんですけど、彼は私を認識しているようでした。


笑顔で近くに来るけど何も話さないなと思って、私の乏しいザンビア手話を披露してみると、手話で返してくれました。


で、女性教師に手話を教えている最中の同期隊員の元へ案内すると、「私の弟!!なんで!」とその女性教師が言うので弟だと発覚しました。


私は知らず知らずのうちに聴覚障害児の弟を、彼のために手話を学んでいる最中の姉の元へ届けたようです。


私はその弟が通う、同期隊員が配属されている学校に何度か行ったことがあったので、彼が私を認識していたんだと気づきました。


で、その弟からすると、見たことある日本人についていった結果、自分の姉が自分が通う学校の日本人教師から手話を学んでいる所に出くわしたわけです。


あの瞬間の弟のめちゃくちゃ嬉しそうな笑顔を見ると、心にしみました。そりゃさぞ嬉しかったことでしょう・・。



家族全員と意思疎通が取れない中で生きていたんだから。



もし私がこのコミュニティスクールに飛び込み営業しなかったら、もし同期隊員が聴覚障害児クラスに配属されてなかったら、もしこの子の姉がこのコミュニティスクールで働いていなかったら、もし私や同期隊員が今このタイミングでそれぞれの配属先に赴任していなかったら、もし私たちJICA海外協力隊をしていなかったら・・・・、







この姉と弟は一生会話をしなかったかもしれません。


話ができるのは学校でだけ、家族は何を言ってるのかわからない、伝えられない。


そんな中、姉が少しでも手話ができると、彼の生活が一気に明るくなるんだろうな・・。そんな風に感じさせるほどその耳の聞こえない少年は嬉しそうでした。



姉の手話習得は彼の希望になってるかもしれません。




そんな妄想まじりの素敵な場面がありましたって話でした。












まとめると、














私が家で4か月間大切に育ててた白ネギが最近誰かにぐちゃぐちゃにされてて、今日捨てました。

















泣いても、いいかな・・。

















以上です。
See you in the next post.

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