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【雑記②】新しい歳の抱負と振り返り

どうもお久しぶりです。
8月が誕生日でして、また一つ人生に折り目が入りました。新井翔太です。
かっこいい笑い皺を増やしていくように、後悔しないよう歳を重ねていきたいですね。


小説家としてプロを目指すため、仕事(外資系金融)を辞めました。
詳しくは、別のnoteに書いていますが、一度自分の時間や労力を小説に全投下してみたかったのです。



そして半年近くが経ちました。

仕事をしているときは、そっちに大半のエネルギーが取られてしまっていました。
当時は、小説を書きたい書きたいという欲求が暴れて苦しかったです。
それなりに生きているだけで、時間と才能を浪費している感覚がありました。

決断をしてから、約半年間、ほとんどの労力を小説に使えました。

成果としては、①作品3作の完結、②読書量の増加、③小説に対する意識の昂進が挙げられます。


①作品3作の完結

長編が1作、短編が1作、掌編が1作

を完成させられました。

やはり時間を要する長編を書きたくて、それが三ヶ月ほどで書き上げられたのが自信になりました。
前作の長編を超えられるかというもがきの中、自分にしか書けない作品を書けたと自負しています。お好み焼ソースを丸一日煮込んだくらい濃い小説になりました。

短編は、一日でどれだけの字数が書けるかというチャレンジ企画として書いたものです。
明確な目的を持って書いたもので、自分の書ける最大字数(2.2万字/日)が分かったのが収穫でした。
また小説に関する自己分析を組み入れた短編小説だったので、自己分析と字数を知るという二つの意義がありました。


掌編は、長編のスピンオフのような作品で、長編の一部分にインスピレーションを受けて、書いた童話です。
童話という形式も心地いいものだなと思えたのが収穫でした。



そして完結させたのは3作ですが、

他には、中編2作、短編1作

の初稿を終え、現在書き直しに入ってろうとしている段階です。


半年間で結構いいペースで書けたのではないかと思っています。



ペースについては、最初の方はなかなか掴めませんでした。

やりすぎたら、どこかで無理のしわ寄せがきてしまい、体調を崩したり、目がカエルの心臓みたいにぴくぴくしてしまいます。(ちなみに、今も目の下の筋肉がピクピクしていて煩わしいです……笑)

最近、心地いいベンチマークが分かりました。
一日あたりの字数として3,000字を水準とすることです。

3,000字を目標としていると、ボーリングでスコア100を目標にする感覚で、だいたいは達成できるけど、達成したらちゃんと嬉しいラインだなと思えて丁度良いです。

ノリに乗って1万字書けてしまうときもあれば、1,000字くらいしか進まないときもありますが、均すと3,000字は越えるので、良い数値目標になっています。



②読書量の増加

仕事していた時と比べて、(お金は圧倒的にないけど)やはり時間があるので、小説の読書量も増やせました。
あと仕事をしていた時はなんやかんや金融の本とかビジネス関係の本を読んだりしてしまっていたので小説の割合が少なかったですしね。


読書量の増加に関しては、Twitterで読書の感想ツイートをしているので見てもらえればと思います。
いずれ、読書感想のまとめnoteも書きたいなと思っています。


③小説に対する意識の昂進


小説の意識が上がったことは大きいと思います。

以前(5/27)のツイートにも書いていましたが、小説に対する意識は高まっています。


ここから抱負も含めて書いていきますが、特に、小説の完成度に対する意識ですね。



完成度を上げていく、自分の書きたい世界をより良い形で提示する、書きたい世界をグレードアップしていく、そういったものへの意識です。


最近のテーマは、飛ばし方です。


思考や描写の飛ばし具合で、言い換えるとイメージの紡ぎ方、言葉の紡ぎ方をどれだけ自由に操れるかです。

論理性の枠内から飛び出したいけれど、荒唐無稽なナンセンスからは逃れたい。
イメージをいかに緩いネットワークの中で存立させるか、法則を脱コード化しつつも、ある一定の水準で繋がりが残っている塩梅を模索したい。

と思っています。

志向性としては、ウィドゲンシュタインの家族的類似の概念とも近いし、デリダの脱構築(デコンストラクション)とも近しいと思います。


とは言いつつも、自分が手懐けられる表現方法を、言葉が生まれる以前の魑魅魍魎を美しく斬り落とせる武器を増やしていきたいなと思います。

その為にも、良いなと思った表現方法を収集していかないとなと思っています。
これからは、良いと思った表現等もnoteにまとめていけたらなと思います。



この一年は、己の小説をより洗練する時間にしていきたいと思います。

自分の書きたい世界観や物語の強さ、に関しては自信があります。
普遍への意志も高いし、構造的な強度、に関しても得意です。


それらをどう提示するか? どう描くか? どう見せるか? どの切り口で?   

これら表現方法を洗練させていきたいと思います。


あとは主人公以外の人間の生命力を持たせること。出来ている場合もあるし、記号的な冷たさしか感じさせない時もあるみたいなので。


表現方法というか提示方法を模索していくために、実験的に色々なものを書いていきたいと思っています。

自分なりの試練を課して、短編を書くというのが今度の目標になってきます。

まずは、9月末に3作、10月末に1作を応募するつもりなので、10月末までは公募に向けて駆け抜けます。
その後は、実験的な短編を書いていく、それに加えて技術を盗む読み方をしていく、といったところですね。


最後に

ここまで読んでいただきありがとうございます。
たまには振り返り、自分のいる地点、目指す道筋を捉え直すのも大事だなと実感します。

正直、仕事を辞めてからは生活に対する不安に襲われることが多く、思っていたより精神的にしんどかったりするのですが(笑)
まあ、とにかくどう転んでも全て楽しいと、面白がれる余裕さをもって進んでいきたいなと思います!

小説家の仲間の方がいらっしゃったらぜひTwitter等で交流しましょう!

まだまだ暑さも残りますが、無理せず頑張っていきましょう!


ARIGATO,

Shota Arai

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